楽天は8日、楽天グループの楽天インシュアランスプランニングを通じて、インターネット申込み型の3つの新しい医療保険の取扱いを9月12日から開始すると発表した。同日開かれた記者説明会において、楽天インシュアランスプランニング代表取締役社長の五味夏樹氏は、これらの商品について「"割安・終身・先進"のニーズに応える形で商品開発した」と強調した。
新医療保険は、アイリオ生命保険と共同で企画・開発したオリジナルの医療保険(引受保険会社はアイリオ生命)。商品の名称は『楽天インシュアランスの医療保険』とし、顧客のニーズに合わせ『スマート』『ロング』『ピンポイント』の3商品を提供する。
楽天によると、同社が医療保険に関するインターネット調査を実施したところ(2011年6月実施、20代から60代男女3,000人対象)、「インターネットで保険情報を入手する」が79.1%、医療保険を選択する際に重要視する点については「割安な保険料」(81.3%)、保険料を申し込む手段では「インターネット」(64.2%)と回答するユーザーが多いことから、「インターネットを活用した低廉な医療保険へのニーズが高いことが明らかになった」(楽天)。
今回の医療保険は、「スマート」 「ロング」「ピンポイント」の3つの商品を単品あるいは組み合わせて加入することで、ベーシックな保障から長期入院、さらに入院時の一時金など、幅広いニーズに対応できるよう設計されている。
特に保険料については、インターネット上で簡単に保障プランのシミュレーションや保険の申込みを可能にしたことで、「顧客にお得感を実感してもらえるような低廉な保険料を実現した」としている。
『楽天インシュアランスの医療保険』は、保障も保険料も生涯同じで、保障も保険料も生涯変わらない(※先進医療特約は10年ごとに更新されるため、更新の際に保険料が変わる場合がある)。
医療保険「スマート」では、病気やケガによる入院の保障は、日帰り入院にも対応(※日帰り入院とは、入院と退院日が同一の入院で、入院基本料などの支払いの有無で判断する)。また、医療保険「スマート」及び「ピンポイント」では、近年注目の集まる先進医療も保障。先進医療の場合、技術料の自己負担額も通算1,000万円まで支払う。
インターネットのため、24時間いつでも好きな時間にアクセスでき、楽天会員なら入力はさらに簡単で、スムーズに申込みができる。楽天会員から要望の強い、楽天カードでの保険料の引き落としにも対応している。
楽天インシュアランスプランニング代表取締役社長の五味夏樹氏は、記者説明会において、「安さはもちろんだが、ただ安いだけではなくて、将来どうなるか分からないので終身で変わらないでいてほしい、最新の医療技術を受けられるようにしてほしい、という"割安・終身・先進"というニーズに応える形で、商品開発を進めた」と強調。
3つの新商品の主な特徴として、「組み合わせることができる」「保険料が割安」「インターネットで簡単に申し込める」を挙げた。
「スマート」 については、「初めて医療保険に入る人や、今入っている医療保険を見直したい人などに適している」と説明。「ロング」については、「中高年の人など、60日を超えた入院の可能性を心配する人に適している」と述べた。また、「ピンポイント」については、「入院期間に関係なく1泊2日入院すれば一時的な保障が受けられるので、他社の保険に入っている人も含めて、一時的な保障を拡大したいという人に向いている」と話していた。