じぶん銀行は8日、インターネットを通じた個人向けの中国人民元の外貨預金を、10月11日(予定)から取扱い開始すると発表した。同行によると、広く募集をかける個人顧客を対象にした中国人民元建て外貨預金としては、本拠を日本に置く金融機関では初の商品(2011年9月1日時点)という。
中国元預金口座の開設から各種取引までを、すべて携帯電話、スマートフォン、PCで手続きが可能となっている。
同行によると、今回のネットを通じた個人向けの中国人民元の外貨預金について、(1)外貨預金へのニーズの高まり、(2)中国の経済成長への期待、(3)スマートフォンでのサービスの強化、の3つの背景・狙いがあるとしている。
「外貨預金へのニーズの高まり」については、超円高で外貨預金への関心が高まる中、今後予測される中国人民元の上昇を見込んだ、人民元建て外貨預金への需要があると分析。
また、これまでじぶん銀行では、米ドル・ユーロ・豪ドルの3通貨の外貨預金を取り扱ってきたが、これらに経済成長の期待が高まる中国の通貨である人民元を追加することで、提供する金融商品の充実を図るとしている。
また、スマートフォンで口座の開設から各種取引までをできるようにできるサービスに中国元預金を追加することで、スマートフォンを使う顧客の利便性を向上させるという相乗効果も目的としている。
中国元預金の概要については、以下の通りとなっている。
なお、中国元普通預金口座の開設は10月9日から、預入れ・払戻しの取引は10月11日から利用できるようになっている。