第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品され、イノベーションアワードを受賞した『アントキノイノチ』が、第16回釜山国際映画祭および第24回東京国際映画祭にW出品されることが決定した。

主演俳優の1人である岡田将生は、昨年主演した『雷桜』に続き2年連続で出演作品が釜山国際映画祭へ出品されるという快挙。東京国際映画祭は世界12大国際映画祭の1つであり、過日のモントリオールへの出品とあわせて2つの世界12大国際映画祭で上映されることになる。

第16回釜山国際映画祭は10月6日開幕。『アントキノイノチ』は「A Windows on Asian Cinema("アジアの窓"部門)」に出品される。10月22日開幕の第24回東京国際映画祭では、特別招待作品として10月24日に上映を予定している。

『アントキノイノチ』は、さだまさし原作の同名小説の映画化作品。過去のある事件から心を閉ざしてしまった男女・杏平(岡田将生)とゆき(榮倉奈々)が、「遺品整理業」という仕事を通して出会い、失われた命や遺されたモノに触れることで、生きる勇気を少しずつ取り戻してゆく姿を描く。監督は、『ヘヴンズ ストーリー』で、第61回ベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞の2冠を獲得した瀬々敬久。

『アントキノイノチ』は11月19日より全国ロードショー。

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