JR東日本は6日、千葉駅の駅ビル建替えの本体工事に着手すると発表した。新駅舎が2016年夏頃に開業し、2018年春までに全面開業する予定。
同駅のコンコースは高架下にあり、天井が低い上に柱が林立していた。また、東口と西口が別フロアでわかりにくく、千葉都市モノレールの駅との接続も不便だった。こうした状況を改善すべく、新駅舎の工事に着手することに。
新駅舎は橋上化され、コンコースはホーム上空の3階に移設される。これにより、現在の駅よりも天井が高く、開放的で見通しの良い空間に。東口と西口が同一階でつながり、モノレールの駅とも直結することで、乗降や乗換えが便利になり、より利用しやすい交通結節点の駅となる。
「エキナカ」の充実も図り、文化交流に活用できるホールや、ライフサポート機能となる子育て支援施設(保育園など)、医療施設なども設置。駅舎・駅ビル全体にLED照明を導入して節電を行い、太陽光パネルで自然エネルギーを活用して、地球環境にも配慮した施設になるという。
JR千葉の駅舎・駅ビル建替えに向けた関連工事はすでに始まっており、今年10月より本体工事に着手。工事期間が長くなることが想定され、JR東日本は、「工事中の通路の移設、店舗の閉鎖などでご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします」と呼びかけている。