Xeonが使えるサーバー向けのMini-ITXマザー

Intelの「DBS1200KP」は、Sandy Bridge世代のXeon E3-1200シリーズに対応したサーバー向けのMini-ITXマザーボード。サーバー向けのため、オーディオ機能がないなど特殊な点もあるが、常時稼働などで信頼性・安定性を重視するなら良い選択になるだろう。価格は15,000円前後。

Intelのサーバー向けMini-ITXマザーボード「DBS1200KP」

チップセットはC206を搭載。Z68チップセットと同様に内蔵グラフィックスに対応するほか、RAID 0/1/5/10もサポートする。ソケットはLGA1155で、Xeon E3-1200シリーズのほか、Core i3/i5/i7も利用可能だ。

メモリは、ECC付きのDDR3-1333が2スロットであるが、PC DIY SHOP FreeTがテストしてみたところ、ECCなしのメモリでもOSを起動することができたという。拡張スロットはPCI Express x16スロットが1つ。CPUがGPU内蔵モデルでない場合、グラフィックスカードを別途用意する必要がある。

ECCなしのDDR3メモリで起動に成功。ただしサポート外なので注意

バックパネルのインタフェースは、DVI、USB2.0×4、LAN(GbE)×2のみ

Z68搭載ながら1万円割れのマイクロATXマザー

ASRockからは、Z68チップセット搭載マザーボードのエントリーモデル「Z68M/USB3」が登場。マイクロATXの製品で、1万円前後と安価ながら、100%固体コンデンサを採用、USB3.0のサポート、HDMI/DVI/VGA端子の装備など、ポイントを押さえた作りになっている。

ASRockのマイクロATXマザーボード「Z68M/USB3」。Z68のエントリーモデル

マザーボードのレイアウト。拡張スロットはPCI Express x16/x1/x1とPCIだ

ASRockはZ68搭載モデルをフルラインナップしており、エントリーでは価格的にH67搭載モデルと重複。Z68M/USB3も「H67M-GE/HT」とほぼ同じ価格となっているが、「ヒートシンクなど、基板的にはH67M-GE/HTの方が上。リモコンやUSB3.0パネルも付属しており、どうしてもZ68の新機能が必要な場合でなければ、H67を選ぶのもアリ」(ドスパラパーツ館)というアドバイスも。