みずほ銀行(BK)とみずほ信託銀行(TB)は1日、業務インフラの一元化を推進しつつ、顧客により幅広く便利なサービスを提供するためとし、2012年1月から、みずほ信託銀行でみずほ銀行の普通預金・ICキャッシュカード・ATMを利用できるサービスを開始すると発表した。

これにより、みずほ信託銀行の顧客は、同行の商品・サービスを利用しながら、みずほ銀行の広範な店舗・ATMネットワークで、より高機能なみずほ銀行のサービスを利用することができる。

新サービスの開始時期は2012年1月(予定)。なお、2011年9月から、みずほ信託銀行のICキャッシュカードを保有している顧客からの事前移行申込受付を開始する。

サービス名称は、「〈みずほ〉グループ口座サービス」。対象の顧客は、個人の顧客。取扱店舗は、みずほ信託銀行本支店(予定)。

サービス概要は、以下の通り。

みずほ信託銀行独自の信託商品・サービスをみずほ銀行の普通預金口座で利用可能

  • みずほ銀行の普通預金口座で、みずほ信託銀行の金銭信託(「世界の賢人」・「貯蓄の達人」・「オールウェイズ」等)などの運用商品の購入や収益金の受け取り、ローンの返済、遺言信託等資産承継に関する商品の手数料の引き落としなどが利用できるようになる

みずほ銀行のATM、店舗ネットワーク、およびみずほ信託銀行の本支店での利用が可能

  • 同サービスにより、みずほ信託銀行の顧客は、みずほ銀行の本支店および出張所(全国436拠点)、店舗外ATM約35,500カ所(このうちイーネット・ローソン・セブン銀行ATMは約34,200カ所)を利用することが可能になる

  • 最大24時間稼動のATMで、みずほ信託銀行のローン返済資金の入金、金銭信託や定期預金の満期資金・投資信託の分配金等の引き出し、通帳記帳が利用できる

現在利用中のみずほ銀行の普通預金口座を指定できる

  • 既にみずほ銀行の普通預金口座を保有していれば、新サービスの利用にあたり、新たにみずほ銀行の普通預金口座を開設する必要はない

  • 新サービス申込時に手続すれば、みずほ信託銀行で既に利用している商品・サービスの資金決済口座をみずほ銀行の普通預金口座に切り替えることが可能

  • みずほ銀行の普通預金口座を保有していない場合は、みずほ信託銀行本支店でもみずほ銀行の新規口座開設の申し込みが可能となる(みずほ信託銀行はみずほ銀行を所属銀行とする銀行代理業者としてみずほ銀行普通預金申込書を取り次ぐ)

みずほ信託銀行によるみずほ銀行を所属銀行とする銀行代理業務の開始については、取扱開始日は2011年9月1日。みずほ信託銀行のICキャッシュカード保有する顧客からの申込取次を行う。その他の顧客からの受付開始は、新サービス開始と同時の2012年1月からとする予定。取扱内容は、みずほ銀行普通預金口座およびICキャッシュカード・みずほダイレクト等付随する商品の契約締結の媒介(勧誘ならびに申込書等の取り次ぎ)。

取扱店舗は、みずほ信託銀行本支店。

みずほ信託銀行のICキャッシュカード・ATMの取扱については、新サービスおよびみずほ銀行普通預金等の取扱開始に伴い、みずほ信託銀行のICキャッシュカード・ATMサービスは2012年3月までに廃止し、みずほ銀行のICキャッシュカード・ATMサービスを提供する。

みずほ信託銀行のICキャッシュカード保有の顧客からの事前移行申込の受付開始について、新サービスの開始に先立ち、2011年9月から、新サービスおよびみずほ銀行の普通預金の申込受付を開始する。

みずほ銀行と共同店舗となっていないみずほ信託銀行本支店には、みずほ信託銀行のATMに替え、みずほ銀行のATMおよびみずほ信託銀行の通帳記帳機を設置する予定。共同店舗化済みの支店ではみずほ信託銀行のATMに替え、みずほ信託銀行の通帳記帳機を設置する予定となっている。

普通預金・IC キャッシュカード・ATM共通化のイメージ