ヤマハは1日、デスクトップオーディオシステム「TSX-112」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。
TSX-112は、インテリア性を追求したデスクトップオーディオシステム。ワンボディタイプのデスクトップオーディオシステムでは、キャビネットの素材に樹脂が使用されているケースが多い。樹脂製のキャビネットの場合、比較的自由に形状を決めることができるというメリットがあるが、素材の質感という面から部屋の雰囲気によっては設置しにくい場合もある。TSX-112ではスピーカーシステムなどと同様に、MDF材を採用。フロントパネルは金属性のパネルをはめ込んだような構造となっており、高い質感を実現している。フロントパネル部分のみ色が異なる5タイプが用意されており、カラーはブラック/ホワイト/イエロー/レッド/オレンジの5色から選べる。
天面には、iPhone/iPodとのデジタル接続が可能なドックと、スロットインタイプのCDドライブを装備。また、前面にはUSBポートを装備しており、マスストレージクラスに対応したUSBデバイスからの音楽再生が可能だ。このほかにAM/FMチューナー(各5局プリセット)も内蔵。クロック/タイマーも搭載しており、アラーム機能も利用できる。
スピーカーユニットは、口径11cmのフルレンジ。キャビネット背面にポートを設けたバスレフ方式が採用されている。最大出力は15W×2(6Ω 1kHz 10% THD)。本体サイズはW457×D173.5×H180.5mm、質量は5.1kg。