監督の選定が難航していた『ダイ・ハード5』だが、米20th Century Foxと主演のブルース・ウィリスが『マックス・ペイン』(2009)のジョン・ムーアを選んだようだ。Deadline.comが伝えている。

2月の時点ではノアム・ムーロが監督に内定していたが、『300』のスピンオフ作品『300: Battle of Artemisia』を撮るため降板。その後Foxは何人もの監督候補を挙げ、交渉を重ねてきた。その中には『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン』に出演し、子どもがエイリアンと戦うコメディ『Attack the Block』で今年監督デビューしたジョー・コーニッシュ、『ワイルド・スピード MEGA MAX』のジャスティン・リンなどがいたという。

ムーアは今まで短編映画を含め6作品を監督。唯一『オーメン』(2006)だけは全世界で1億ドルの大台を突破したものの、その他はヒット作とは言い難い動員数に終わっている。"この大ヒットシリーズへの抜擢は千載一遇のチャンス。"一発屋"の汚名を返上して新時代を築けるか、その手腕に注目したい。脚本は『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のスキップ・ウッズが務める。

『ダイ・ハード5』は舞台となるロシアで早々にクランク・インし、2012年~2013年初頭の公開が予定されている。