webOSデバイス事業からの撤退発表、それに続くwebOSタブレット「HP TouchPad」の値下げとダイナミックな動きが続くHewlett-Packard (HP)界隈だが、TouchPadの99ドルへの値下げの反響は大きく、すぐに全米のストアから製品在庫がなくなるという状態になった。購入できずに悔しい思いをしたユーザーが多いかもしれないが、心配しなくてもいい。HPでは次の製品出荷を示唆する告示を行っているからだ。
米HPでは先週半ば、同社コミュニティBlog上にPC事業売却やwebOS事業終了に関する情報をまとめたQ&Aを掲載し、その中でTouchPadの在庫がすぐに捌けたことについて触れており、ここでTouchPad再出荷の可能性と、メールアドレス登録者に出荷開始の告知を行う専用ページができたことを報告している。だがHPによれば、この情報提供後の反響が非常に大きく、出荷開始告知ページの登録者が殺到したことからメール通知機能を停止したことを改めて告知し、さらに最初のQ&Aサイトの内容について質問の多かった事項をさらに整理したQ&A Part.2を制作している。
HPでは、この発表から数日中にもTouchPad再出荷に関する告知を予定しているという。前述のようにメール通知機能は停止されたため、Q&A Part.2のページでのアップデート、または該当するTwitterアカウントを参照してほしいと説明している。ただしTouchPadやスマートフォンのPre 2 / Veerなど、webOS製品の在庫は限られており、アップデート情報に注意してほしいと述べている。またTouchPadについて、99ドルという価格は保証されているものではなく、個々の小売店やオンラインストアに問い合わせてほしいという。このほか転売目的の大量購入ユーザーが散見されたこともあり、もし再出荷がスタートする場合にはストアでの販売台数制限をかける可能性も示唆している。
配送制限や時間帯など日本からの購入のハードルは高いが、もし興味がある方はチャレンジしてみるといいだろう。webOSデバイスとしてだけではなく、Androidタブレット化するハッキングなどもあり、いろいろ遊びがいのあるデバイスではある。