ソニーは30日、デジタルノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC200D」「MDR-NC100D」、スポーツ用ヘッドホン「MDR-AS21J」「MDR-AS41EX」「MDR-AS51G」の計5製品を発表した。発売日はいずれも10月10日。価格は「MDR-NC200D」が24,675円、「MDR-NC100D」が18,375円、「MDR-AS21J」が2,468円、「MDR-AS41EX」が3,675円、「MDR-AS51G」が6,195円となっている。

カテゴリー 型名 カラー 発売日 価格
デジタルノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC200D ブラック 10月10日 24,675円
MDR-NC100D ブラック/ホワイト/ブルー/ブラウン 18,375円
スポーツ用ヘッドホン MDR-AS21J ブラック/ピンク/イエロー 2,468円
MDR-AS41EX ブラック/ピンク/イエロー/ブルー 3,675円
MDR-AS51G ブラック 6,195円

オーバーヘッド型とインナーイヤー型から選べるNCタイプ

コンパクトになった「MDR-NC200D」

軽量化し、バッテリー寿命も伸びた「MDR-NC100D」

同社のデジタルノイズキャンセリングシステムは、独自開発したDNCプロセッサとフルデジタルアンプ「S-Master」で構成される。アナログのノイズキャンセリングシステムを搭載したヘッドホンに比べ、「ノイズキャンセリング効果の高さ」「ノイズが気になりにくい」「システム自体が高精度で、ノイズキャンセリング効果を高めるための不自然なイコライジングが不要」といった特徴を持っている。

MDR-NC200Dは、オーバーヘッドタイプのモデル。従来、同社のオーバーヘッドタイプのデジタルノイズキャンセリングヘッドホンは、比較的ハウジングサイズが大きく耳全体を覆うタイプだったが、MDR-NC200Dではコンパクトな耳乗せタイプのスタイルを採用。ヘッドバンドの折り畳み機構やハウジングのスイーベル機構も採用された。また、コンパクトなスタイルではあるが、ノイズ減衰率は約98.2%と、MDR-NC600Dの99%に引けを取らない。ドライバー口径は40mmで、再生周波数帯域は8Hz~23kHzだ。コード長は片出しで1.2m、質量は約180g。電源は単4形乾電池×1で、アルカリ電池を使用した場合は約22時間連続で使用できる。

MDR-NC100Dは、インナーイヤータイプの軽量モデル。同じインナーイヤータイプのMDR-NC300Dと比較すると、ドライバー口径は16mmから13.5mmにスケールダウンしているが、使用するバッテリーが単3形が1本から単4形が1本となり、それに伴いコントロールボックスの質量も53gから26g(バッテリー込み)と軽量化している。バッテリー容量は少なくなっているが連続使用時間は22時間で、MDR-NC300Dの20時間に比べて伸びている。また、MDR-NC300Dではシルバーのみだったカラーは、ブラック/ホワイト/ブルー/ブラウンの4色となった。再生周波数帯域は8Hz~23kHz、コード長は約1.2m。

ウェアに合わせられるカラフルなスポーツ用ヘッドホン

イヤークリップタイプの「MDR-AS21J」

イヤーフックタイプの「MDR-AS41EX」

ネックバンドタイプの「MDR-AS51G」

3モデルはいずれも汗などに強い防滴仕様。MDR-AS21Jは、ループハンガータイプのオープンエアーヘッドホン。ハンガー部分には耳への負担が少ないエストラマー樹脂を採用している。

MDR-AS41EXは、イヤーフックタイプの密閉インナーイヤーレシーバー。イヤーフック部分は耳のサイズに合わせた3種類が付属するうえ、取り外すこともでき、普通のインナーイヤータイプとしても使用可能な2Wayスタイル。また、イヤーフックとイヤーピースには同じカラーが採用されている。

MDR-AS51Gはネックバンドタイプの密閉型ヘッドホン。持ち運び時にはネックバンド部分を巻いて、付属のキャリングケースにコンパクトな状態で収納可能だ。使用しているドライバーの口径は、MDR-AS21Jが13.5mm、MDR-AS41EXとMDR-AS51Gが9mm。再生周波数帯域は、MDR-AS21Jが17Hz~22kHz、MDR-AS41EXが9Hz~23kHz、MDR-AS51Gが8Hz~23kHzとなっている。コード長はMDR-AS21Jが1.2mで、他の2モデルは0.6mだ。