2011年7月よりテレビ東京ほかにて放送中のTVアニメ『ゆるゆり』。そのメインキャストで、オープニング/エンディングテーマを担当する「七森中☆ごらく部」のメンバーが、8月21日、大阪のクレオ大阪北ホールにてイベントを開催した。
「ゆるゆり第1回大阪イベント『ゆりゆららららゆるゆり文化祭』」と銘打たれた今回のイベントは大きく3部構成となっており、その第1部は、現在ラジオ大阪・ニコニコ動画にて放送されているラジオ番組「ゆりゆららららゆるゆり放送室」の公開録音。会場に集まった430人のファンからの大きな歓声に迎えられて、七森中☆ごらく部のメンバーである赤座あかり役の三上枝織、歳納京子役の大坪由佳、船見結衣役の津田美波、吉川ちなつ役の大久保瑠美の4人がステージに登場する。
いつものように「ゆっるり~ん」とスタートした公開録音。今回の公録では現在番組で行われているすべてのコーナーをお送りするということで、まずは、こんな話題で盛り上がってほしいというリスナーからのお便りを中心にトークを繰り広げる「話題BOX」のコーナーから。ここでは「理想の女の子のタイプ」「コスプレ」などをテーマにトークが展開された。
続く、作品中のごらく部のように何か新しい遊びを開発してみんなで遊んでいこうという「ごらく部活動」のコーナーでは、三上提唱の「リアルに\アッカリ~ン/」が行われた。これは、メンバーの1人に音楽が大音量で流れているヘッドフォンをつけ、ほかの3人の会話が聞こえない状態にすることで、あかり気分を味わうというもの(?)。会話が聞こえないことをいいことに、ヘッドフォンをつけたメンバーに関する暴露話で盛り上がる、という趣旨なのだが、なぜかヘッドフォンをつけたメンバーの行動に観客は大きく反応する。かえって目立ってしまうメンバーに、「存在感を出しちゃダメー」と三上がダメ出しをするシーンも……。
リスナーから送られたシチュエーションやセリフをもとに、アドリブでゆりゆりな寸劇を演じる「ゆりゆり劇場」のコーナーで、各メンバーに割り振られたセリフは以下のとおり。
大坪由佳「もう離さないよ(ギュッと抱きしめる)」
三上枝織「何でもするって言ったよね」
大久保瑠美「君の瞳に映っているのは私なの?」
津田美波「村をお救いください」
まったくまとまりのない4人のセリフに加えて、シチュエーションも「文化祭」で、さらに「メイド喫茶」……。強引に、かつ華麗に、与えられたセリフを交えつつの演技を繰り広げるメンバーたち。そして、観客も「効果音」として参加することで、会場全体が一体となった、何ともカオスな空間が展開された。
番組のいろいろなことを考えていく公開企画会議のコーナーである「ゆるゆると今後を考えようの会」では、『ゆるゆり』の新しいグッズを作ろうということで、「抱き枕」や「DJ TSUDAのDJセット」、「目覚まし時計 (声入り)」、「全部スケルトンの\アッカリ~ン/セット」など、さまざまなアイデアが俎上に上げられる。公式さんからのNGを受けつつ検討されたアイデアの中から、はたして実現するものはあるのか? 今後の展開に注目したい。
30分番組にも関わらず、1時間近くも盛り上がった公開録音に続いては、第2部となる「ライブコーナー」。大きなステージで、のびのびと歌い、そして踊る七森中☆ごらく部のメンバーに、客席も総立ちで歓声を送る。今回のイベントでは、オープニングテーマの「ゆりゆららららゆるゆり大事件」とエンディングテーマの「マイペースでいきましょう」の2曲が披露されたが、会場の大きな盛り上がりに「いつもより激しくなってしまいました(笑)」(津田)。
ライブステージに続いては、場所を移しての第3部「お茶会」。これは、来場者に配られた『ゆるゆり』オリジナルゆのみに、メンバー4人がそれぞれ急須でお茶を注いでいくというもので、お茶を注ぎつつ、メンバーはそれぞれ、来場者ひとりひとりとのコミュニケーションを楽しんでいた。
今回の公開収録の模様は、ラジオ大阪では9月9日(金)に放送予定。ニコニコ動画内「ゆるゆりTV」でも配信されるので、イベントに参加した人も、参加できなかった人もぜひチェックしてみてほしい。詳細は公式サイトにて。
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