マスプロ電工は23日、20素子相当の高感度を実現した「スカイウォーリー」シリーズの地デジ用平面アンテナ「U2SWL20」「U2SWL20B」を発表した。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はU2SWL20が13,000円前後、U2SWL20Bが17,000円前後と予想される。発売は10月3日。

業界No.1の薄型ボディを実現した「U2SWL20」。コンパクトではあるが20素子相当の高感度

U2SWL20、U2SWL20Bともに、壁面やベランダの手すりなどに取り付ける地デジ用平面アンテナ。U2SWL20はパッシブタイプで、U2SWL20Bは「スカイウォーリー」シリーズとしては初となるブースター内蔵タイプ。新モデルの最大の特徴となっているのが、その薄さ。一般的な平面アンテナでは薄型モデルでも70mm~80mm程度の厚みがあるが、新モデルでは58mmと現時点での業界No.1の薄さを実現した(コネクター/金具固定部を除く)。壁面などに取り付けた際でも目立ちにくく、家の外観に与える影響が少ない。

薄型コンパクトでありながら、U2SWL20は八木アンテナ20素子相当の利得(7.7~9.6dB)を実現。さらに、ブースター内蔵のU2SWL20Bでは総合利得が24~32dBとなっており、テレビと1対1の接続だけでなく、複数の機器に分配して出力する際などでも安心だ。

また、細かな点ではあるが、同社が特許申請中の新型防水キャップも付属している。一般的な防水キャップでは、使用する際に先端部分をケーブルの太さに合わせてカットする必要がある。同社の新型防水キャップでは先端部分にあらかじめ切り込みが入れられており、工具無しでキャップを取り付けることが可能だ。

また、一般の防水キャップは、既にコネクターが取り付けられているケーブルには取り付けることができない(いったん、コネクターの付いた先端部分を切り放して、防水キャップを差し込み、その後、再度コネクターを取り付けることになる)。それに対して新型キャップでは、既にコネクターが付けられているケーブルでもそのまま差し込むことが可能だ。

取り付けに工具が不要な新型防水キャップのイメージ図。既に先端にコネクターが付けられているケーブルにも、そのまま取り付け可能だ

本体サイズ W230×D118×H620mm
質量 U2SWL20:約2.3kg/U2SWL20B:約2.4kg