シャープは22日、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「AQUOSブルーレイ」の新モデルとして「BD-W2000」(HDD 2TB)、「BD-W1000」(HDD 1TB)、「BD-W500」(HDD 500GB)の3機種を発表した。価格はオープンで、推定市場価格はBD-W2000が14万円前後、BD-W1000が11万円前後、BD-W500が9万円前後となっている。発売日はいずれも9月23日だ。
いずれの機種も地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基ずつと、スカパー!HDチューナーを1基搭載している。従来、スカパー!HDの番組を録画するには、チューナーとレコーダーをLANケーブルで接続し、録画予約はチューナー側で行う必要があった。一方、今回発表されたBD-W2000/1000/500では、チューナーを内蔵したことで、地上/BS/110度CSデジタル放送と同じ感覚で録画予約を行えるようになっている。もちろん、キーワードを指定しての自動録画は、スカパー!HDでも利用可能だ。
また、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n対応)のアクセスポイント機能を搭載。液晶テレビ「AQUOS」や携帯電話/スマートフォン「AQUOS PHONE」にワイヤレスで映像を送ることが可能だ。録画済みの番組だけではなく、放送中の番組をAQUOSに転送できる「放送番組転送」機能も搭載する。スカパー!HDの番組も、離れた場所にあるAQUOSでリアルタイムに視聴することが可能だ。さらに、AQUOSのUSB外付けHDDに録画した番組のLAN経由でのダビングにも対応している(現時点での対応機種は「AQUOSクアトロン L5」シリーズのみ)。
サイズはいずれもW430×D236×H58mmで、重量はBD-W2000とBD-1000が約3.5kg、BD-W500が約3.3kgだ。
なお、ホームネットワークや放送番組転送を使用するには、テレビ側もホームネットワーク接続に対応している必要がある。同社では、これらの機能を搭載したネットワークアダプター「VR-NP1」も同時発売しており、これを利用することでホームネットワーク非対応のAQUOSへの映像転送等が可能だ。価格はオープンで、推定市場価格は1万6,000円前後。発売日はこちらも9月23日となっている。