東北6県のJR線と鉄道事業者11社の路線に乗り降り自由の「東北ローカル線パス」が、今年7月に続き、秋にも発売されることになった。

「東北ローカル線パス」はJR線だけでなく、東北地方の鉄道事業者11社の路線も乗り降り自由に。青い森鉄道(写真左)や十和田観光電鉄(同右)もこの中に含まれる

JRのローカル線の旅に欠かせない乗車券として、真っ先に挙がるのが「青春18きっぷ」だが、同乗車券は9月10日をもって夏期の利用期間を終了。一方、今年7月に続いて発売されることになった「東北ローカル線パス」は、9月1日より販売を開始し、利用期間は9月2日から11月28日まで。秋に東北地方のローカル線を旅行する際、利用価値の高い乗車券となりそうだ。

「東北ローカル線パス」では、新青森駅(写真)から青森駅までの1駅間のみ、特急列車の普通車自由席を利用できる

「東北ローカル線パス」のフリーエリアとなるのは、7月発売時と同様、東北6県のJR東日本の路線(東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線などを除く)と、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、弘南鉄道、十和田観光電鉄、秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道、三陸鉄道、山形鉄道、阿武隈急行、福島交通、会津鉄道の11社の路線。フリーエリア内では、快速を含む普通列車に乗り降り自由で、新青森~青森間を利用する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席にも乗車できる。なお、秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし」を利用する際は、同乗車券のほかに急行券が必要となる。

「東北ローカル線パス」は、9月1日よりフリーエリア内のJR東日本のみどりの窓口や指定席券売機などで販売を開始。9月2日以降、金・土・日または土・日・月の連続する3日間利用できる。