新たに誕生したコンセプトルーム

開業25周年を迎えたサンルートプラザ東京

地方から来た人だけではなく、日帰り可能なところに住んでいても、「泊まりで思う存分堪能したい! 」という声をよく聞く「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」。そんな時に便利なのが東京ディズニーリゾート内に立地するオフィシャルホテルだ。オフィシャルホテルは6つあるが、その中で今回注目したのがサンルートプラザ東京。ここでは、今年3月にオープンした新コンセプトルームを紹介しよう。

テーマはアメリカ西部開拓時代。地図やランタン型照明、暖炉のようなテレビパネルなど遊び心溢れるデザインとなっており、「パークの楽しい夢の続きをホテルでも」といった想いがこめられている。新コンセプトルームは2種類。「マウンテンルーム」(33平方メートル)は、傾斜の付いた天井や格子状の梁でその名の通り山小屋のようなデザインとなっている。またバス・トイレといった水周りとベッドルームの間にはルーバー引き戸で仕切ることができる。ファミリー向けの客室だけあって、使い勝手のよい仕上がりとなっている。

2室限定の「マウンテンルーム」。ベッドルームとバス、トイレの間にはルーバー引き戸を設置

「マウンテンルーム」は入ってすぐに靴を脱ぐスタイル。写真上は「マウンテンルーム」からの眺望。東京ディズニーランドのシンデレラ城などが見える

脱衣スペースには小さな窓が。カーテンを開けるとベッドルームが見える。こういうの、子どもはものすごく喜ぶよね!

こちらの客室数は2室のみ。窓からは東京ディズニーランドのスペースマウンテンやシンデレラ城、ビッグサンダーマウンテンを望むことができる。

遊び心あるデザインが特徴的

ランタンのようなデザインの照明が客室に

もう1タイプの「フロンティアルーム」(26.6平方メートル)は、マウンテンルームよりコンパクトながらもバスルームやトイレ、洗面スペースがそれぞれ独立しており、水周りの使い勝手を高めている。こちは全50室。両タイプの客室共に、バスルームには洗い場付きで、特に小さな子どもがいるファミリー層にはうれしい。

新コンセプトルーム52室は、同ホテルウエストサイド棟8階にあり、客室としては最上階に立地する。室料はマウンテンルームが2名4万6,200円~、フロンティアルームが2名3万9,270円~となっている。

「フロンティアルーム」は全50室

バスルームは両タイプとも、洗い場付きで広々

こちら、ティーテーブルは羅針盤をイメージ

オフィシャルホテルでは、宿泊客は朝早くから夜遅くまで遊び、ホテルでの滞在時間は短めという傾向がある。しかしながらその短い時間でも、"夢の国"の余韻を楽しみながら過ごせるのはうれしいこと。東京ディズニーリゾートでの楽しい思い出が、さらに素敵なものになることだろう。

ウエストサイド棟8階につくと、エレベーターホールからすでに"ウエスタン"の雰囲気。ちなみに天井にある扉は、意図的に少し開いた状態になっている。「あそこから何か出てくるのかな? 」と子どもたちはワクワク

8階フロアは通路部分も統一感のあるデザインになっている。動物の足跡やキーボックスなど、遊び心のあるしかけが所々に

朝食(バイキング)はホテル内「コーヒーハウスカリフォルニア」や「日本料理浜風」などで。TDLやTDSでは洋食中心のため、和食が重宝されるという