Mozillaは17日、ブラウザ「Firefox 6」とメールソフト「Thunderbird 6」をリリース。
Firefox 6では、アドオンの97%に対応するなどFirefoxの魅力のひとつである多彩なアドオンへのバージョン対応が進められているほか、タブグループ使用時の起動高速化、ロケーションバーでのドメイン表示強調、セキュリティアップデートなどが図られている。
また、Webサイト開発に役立つ機能が「Web開発」メニューに集約されており、新搭載となるスクラッチパッドでは、JavaScriptなどのコードを入力し、Firefox上で実際の動きを確認することができる。Mozilla Developer Tools groupのブログでは、<Canvas>
タグを使ったアニメーションをスクラッチパッド上で行う様子など、スクラッチパッドの概要も紹介してある。
そのほか、リアルタイムチャットやブラウザゲームなどのインタラクティブなコミュニケーションを実現するWebSocketやServer-Sentイベント、プラットフォーム別に最適化したコンテンツを提供するためのwindow.matchMediaなど、開発者が利用できるAPI関連も追加されている。
Thunderbird 6ではWindows 7のジャンプリストへ対応しており、タスクバーから新しいメッセージの作成、アドレス帳を開くなどのタスクに右クリックだけでジャンプできるなど操作性が向上する。またFirefox 6同様に最新のGeckoエンジンを搭載、安定性の向上が図られている。