8月20日公開の映画『シャンハイ』の特別試写会が16日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、主演の渡辺謙、菊地凛子、ミカエル・ハフストローム監督が出席した。

左からミカエル・ハフストローム監督、菊地凛子、渡辺謙 拡大画像を見る

アメリカの俳優、ジョン・キューザックを主演に、日本からはアカデミー賞にノミネートされた渡辺謙と菊地凛子、中国を代表する女優のコン・リーと香港のチョウ・ユンファなど国際俳優の共演で話題を集めている同作。太平洋戦争開戦前夜の中国・上海を舞台に、巨大な陰謀に巻き込まれていく男女5人の姿を描く。

日本軍の大佐のタナカを演じた渡辺謙、物語のカギを握るスミコ役の菊地凛子、そしてミカエル・ハフストローム監督が登壇して舞台あいさつがスタート。初共演となった渡辺の印象について菊地は「ご覧の通り大きな人なので」と語り始めると、渡辺からは「動物園ではないんだから(笑)」とツッコミが入りつつ、「何でもアイデアを持ってやっている姿勢は勉強になりました。素敵な方です」と褒めた。渡辺も「一緒のシーンはなかなかありませんでしたが、仕上がりを見て大変だったんだな~と思いました。集中力を保つ俳優の体力は鍛えられてると思いましたね。さすがに色んな監督とお仕事をされてますよ」と菊地を絶賛した。

なお、同作のイメージソング『FICTIONオーケストラバージョン』を歌う韓国の6人組ユニットBEASTも舞台あいさつに立つ予定だったが、急きょキャンセル。メンバーは羽田空港に到着したが、入国審査のトラブルで入国できず、この日のうちに帰国した。

映画『シャンハイ』は、8月20日より丸の内ピカデリーほかで全国公開。