米ボネージ・ホールディングスは、通話に使った分だけ料金を支払う「ペイ・パー・コール(pay per call)」課金方式を導入したiPhone用電話アプリ「Time to Call(タイム・ツー・コール)」の提供を開始した。ダウンロードは無料。
同アプリは、通話に使った分だけ料金を支払う「ペイ・パー・コール(pay per call)」という課金方式を導入し、国内および、190カ国以上の国々へ通話ができるというものである。利用に際して、特別な契約は必要なく、アプリを起動したら、電話をかけたい国を選び、「購入(Buy)」ボタンを押し、iTunesの口座番号を入力し、かけたい番号をアドレス帳から選ぶか直接入力するだけで通話ができる。通話するユーザー同士がアプリをインストールしておく必要もなく、iPhoneで通常の通話をするように携帯電話および固定電話に電話をかけられる。なお、電話先が固定電話でも携帯電話でも料金は同じとなっている。100の対象国には、85円~170円の間で15分間の通話が可能で、そのほかの90カ国では、最高850円以内で15分間の通話が可能。
なお、本アプリはWi-Fi環境下での使用を前提としており、3G回線の使用はアメリカとカナダでのみ可能となっている。
参考までにお伝えすると、日本国内で使用されている携帯電話および固定電話にかけた場合の料金は、15分で175円。1分あたり約11円66銭となる。国内間での利用は割高となるが、国際電話は低価格での提供となる。通話の使用状況の確認については、アプリ内に「Balance」という項目があり、そこで残りの使用時間が表示される。ただし、現時点では、積算使用料金を表示する機能は実装されていない。
現在、通話料85円~170円の100カ国を対象に、最初の1コール(15分間)の通話料金が無料となる限定キャンペーンを実施中。期限は、最初に「Try it for FREE」ボタンを押してから1年間となっている。