女優の吉高由里子が10日、都内で行われた主演映画『カメリア』の記者会見に出席した。

映画『カメリア』の記者会見に出席した吉高由里子 拡大画像を見る

2010年の第15回釜山国際映画祭クロージング作品の本作が、10月22日より東映配給にて日本での公開が決定。『IRON PUSSY』、『Kamome』、『LOVE FOR SALE』という韓国の釜山で繰り広げられるラブストーリー3編からなるオムニバス作品で、吉高は行定勲監督の『Kamome』でソル・ギョングが演じるカメラマンと一夜を過ごす"カモメ"と名乗る不思議な少女を演じる。

吉高は「水とか風のように掴んだと思ったら何もない、すり抜けるような作品です。触れているようで形が見えない、人の気持ちと同じようなものです」と作品の印象を語り、韓国・釜山での撮影について「すべて初体験なことばかりでしたので、本当に貴重な体験でした」と振り返った。撮影の苦労もあったようで、「寒い時期の撮影で、本当に心を無にしないと泣いちゃう寒さでした。日本のスタッフさんはストーブを持ってきてくれましたが、韓国のスタッフさん身体で暖めていただき、抱きしめてくれました」とエピソードを明かした。

また、ソル・ギョングとの共演についても「絶対的な安心感があり、茶目っ気もあって私の心を潤してくれる方でしたね。皆さんに紹介したいです(笑)」と絶賛。「別の機会でお会い出来たら嬉しいですね」と再会を熱望していた。

映画『カメリア』は、10月22日より新宿バルト9ほかで全国公開。