11月19日公開の映画『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督)の完成報告会見が10日、都内で行われ、岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李、瀬々敬久監督が出席した。
映画『アントキノイノチ』の完成報告会見に出席した岡田将生(左)と榮倉奈々 拡大画像を見る |
2009年発売のさだまさし原作の同名小説が原作で、遺品整理業という仕事を通して、もがき苦しみながらも成長していく若者の姿を描く。18日から行われるモントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門への正式出品が決定し、11月の公開前を前に注目を集めている。
高校時代のある事件で心を閉ざし、遺品整理業の現場で出会った久保田ゆき(榮倉奈々)と心を通わせていく主人公の永島杏平を演じた岡田将生は、役作りのために遺品整理の仕事を体験。「ただただ、びっくりしました。ここに人が住んでいたんだ~とかみ締めながら、一生懸命片付けましたね」と振り返りった。初共演となる榮倉について「2歳上なんですが、あまり歳を感じさせない方で、話やすかったです」と印象を語ると、榮倉は「岡田さんは目が純粋なんです。小学生と話しているみたいで楽しかった。可愛らしい人ですね」とお姉さん発言。岡田は「もうすぐ22歳になるんですけど」としつつも、嬉しそうに照れ笑いを浮かべた。
左から、瀬々敬久監督、松坂桃李、岡田将生、榮倉奈々、原田泰造 |
瀬々監督に名前を覚えてもらうのが目標だったという榮倉は「名前を覚えてもらえたのはクランクアップの1週間前くらいではないかと思います(笑)」と話して会場の笑いを誘った |
また、18日から開催するモントリオール世界映画祭には、瀬々敬久監督、岡田将生、榮倉奈々が出席。岡田が「世界の方と『アントキノイノチ』を共有できたらいいですね」と期待を寄せると、榮倉も「いつかは映画祭に行ってみたいと思っていました。国境を越えて見てもらえるのは本当に楽しみです」と笑顔を見せていた。
映画『アントキノイノチ』は、11月19日より全国公開。