USB 3.0 Promoter Groupは8月9日(米国時間)、USBバスパワーの電力供給能力を引き上げるパワーデリバリー規格の策定を発表した。
新しいUSB Power Delivery規格は、より多様なモバイルデバイスをサポートし、USBバスパワーの用途を拡大するソリューションになるという。最大100ワットを想定したより高い電圧・電流に対応。電圧・電流値はUSBパワーピンを通じて認識される。既存のケーブル/コネクタを使用でき、USB 3.0およびUSB 2.0で同様に動作し、またUSB Battery Carging 1.2と共存するものになる。
USB 3.0 Promoter GroupチェアマンのBrad Saunders氏は新しいソリューションの例として「ノートPCのバッテリーの充電」「ノートPCでUSBデータ接続を利用している間の給電」などを挙げている。
USB 3.0 Promoter Groupは9月13日-15日に米サンフランシスコで開催されるIntel Developer Forum (IDF)で新規格に関する情報を提供する予定で、2012年前半のUSB Implementers Forum (USB-IF) への最終仕様の提出を目指す。