パナソニックは9日、「ブルーレイディーガ」の高画質・高音質を追求したプレミアムモデル新シリーズとして、HDD搭載ハイビジョンブルーレイディスクレコーダー「DMR-BZT9000」「DMR-BZT910」の2機種を9月15日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格はBZT9000が37万円前後、BZT910が21万円前後。

「ブルーレイディーガ」プレミアムモデル新シリーズ

同シリーズは高忠実再生を基本コンセプトとし、ブルーレイの高画質・高音質を追求したプレミアムモデル。BZT9000は、本体の重量バランスを低重心化する3層ベースシャーシ、本体の剛性を向上するアルミトップ&サイドシェルターなどにより、画質や音質に影響を与えるノイズや振動を低減する新開発の「高剛性&低重心筐体」を採用している。

また、2機種ともにデジタルノイズの発生を低減する新開発の「インテリジェント ローノイズシステム」を搭載。システムLSI「UniPhier」がシステム全体を制御することにより、動作モードに応じて不要な回路ブロックの動作を停止させ、映像や音声に影響を与えるデジタルノイズの発生を低減する。「出たノイズを抑える」のではなく、「初めからノイズを出さない」という新発想に基づくノイズ低減手法とのこと。

アナログ映像出力の不使用時にアナログ映像回路を停止する「ハイクラリティサウンド2」を搭載し、音楽CD再生時には映像信号処理回路(デジタル/アナログ)の停止、アナログ音声出力で聴く場合はHDMI回路の停止を行って、システムLSI内部で発生するデジタルノイズを低減している。

そのほか、さらなる高画質・高音質技術として、高画質再生を可能にする「リアルクロマプロセッサplus」、シーン毎に映像を分析して周波数帯毎に最適な処理を行なう「ディテールクラリティプロセッサforBD」、真空管アンプを通したような温かみのある音を再現する「新・真空管サウンド」なども改良されて搭載。

機能面では、3つのデジタルチューナーを搭載し、「スカパー! HD」(対応チューナーと視聴契約が別途に必要)とあわせた4番組の同時録画機能、USB接続の外部HDDへの対応、「1秒番組表表示」「1秒録画一覧表示」「1秒ディスクトレイオープン」機能なども搭載している。

HDD容量と本体サイズ・質量は、BZT9000が3TB、438(W)mm×77(H)mm×239(D)mm・約7.5kg、BZT910が2TB、430(W)mm×68(H)mm×239(D)mm・約3.8kg。