7月29日から30日にかけて新潟県と福島県を襲った豪雨は、鉄道にも大きな影響を与えた。JR東日本新潟支社管内の上越線、磐越西線、飯山線、只見線の一部区間で、現在も運休が続いている。

風光明媚なローカル線として、鉄道ファンの人気も高い只見線。しかし新潟・福島豪雨で被害を受け、会津坂下~小出間で運転見合わせが続く(2011年1月撮影)

越後湯沢・水上方面の上越線が分岐する信越本線の宮内駅。信越本線は通常通りの運行だが、上越線は越後湯沢駅まで運転見合わせに(2010年12月撮影)

8月1日現在、同支社管内で運転を見合わせている区間は、上越線の越後湯沢~長岡間、磐越西線の喜多方~馬下(まおろし)間、飯山線の森宮野原~越後川口間、只見線の会津坂下(あいづばんげ)~小出間。各区間とも、現段階ではバスなどによる代行輸送は行われていない。

只見線に関しては、只見川にかかる鉄橋が流され、線路脇の地盤が削られるなどの被害も報じられている。JR東日本によれば、「鉄道施設に被害のある磐越西線、飯山線、上越線、只見線の各線区の一部区間は復旧に時間を要することが見込まれます」とのこと。今後の運行情報については、同社サイト内の「列車運行情報サービス」にて更新される予定。