こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。
今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!
さて、7月24日をもって、ついにアナログ放送が終了しましたね!
個人的には最近テレビをほとんど見ていなかったせいもあって、別に終了したからどうということもないのですが、やはり世間的に見ると大きな出来事なのでしょう。
ニコニコ動画でも、アナログ放送終了に伴って「アナロ熊」関連の動画がランキングに入ってきているようです。
ということで、今回はそのあたりから動画をピックアップしつつ、ニコニコ動画ユーザーにアナログ放送終了というイベントがどうとらえられているのかをご紹介していこうと思います。
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まずは先ほどさらっと書いた「アナロ熊」の説明をしておきましょう。アナロ熊とは地デジのシンボルであるゆるキャラ「地デジカ」に対抗したキャラクターであり、民間放送連盟が地デジカの無断美少女イラストに対して「断固として許さない」とコメントしたことに反発したネットユーザーによって生み出されました(ニコニコ大百科より)。
そんなアナロ熊の誕生日は2009年4月27日。そしてその2日後の29日には「卑屈P」によって上記の動画「アナロ熊のうた」が制作・投稿されるなど、アナロ熊はニコニコ動画内でも盛り上がりを見せていくことになります。
こちらはちょうど1年前に「もわもわP」によって投稿された「さようならアナロ熊」。地デジ化した影響で再びランクインを果たし、動画にはユーザーからのアナロ熊追悼コメントが寄せられています。
もちろん楽曲が投稿されただけでは終わらないのがニコニコ動画です。
「アナロ熊のうた」が投稿されて2日後には、歌い手「プリクマー」によるクオリティの高い「歌ってみた」が登場したり、
CG合成を用いた凄まじい完成度のPVが投稿されたりしました。制作者は以前からハイレベルなCG合成動画を多数投稿している「厳島神社の人」で、これ以外の動画も必見のクオリティ。
また、「厳島神社の人」は24日、やはりCG合成による「アナログ放送終了。アナロ熊、最後の挨拶。[実写合成]」も投稿しています。ネタキャラなのにこの動画を見ると何だか切ない気持ちに……。
さらには演奏動画――しかも灯油ポンプや仏具など一味違った楽器(?)による――まで登場。多彩なニコニコ動画ユーザーがそれぞれの特技を生かして、全力でアナロ熊ネタを楽しんでいることが伺えます。
アナロ熊ブームはこれだけに留まりません。こちらは、ニコニコ動画初期からボカロ関係のグッズ制作を動画として投稿していた「作ってみた業者シリーズ」によるアナロ熊Tシャツ制作動画。設備も技術もまさにプロならでは!
ついにはアニメまで作られました。メロディーがキャッチーなこともあって、これだけ何度も聴いていると「アナロ熊のうた」が耳から離れなくなりますね……。
最後はこちらの動画をどうぞ。
アナログ放送が7月24日正午に終了した際の、テレビ局各社の映像を比較した動画です。カウントダウンで盛り上げる局、テレビの歴史を改めて振り返る局、淡々と終了を告知する局……こうして並べてみると、テレビ局によって終了の仕方が様々で面白いですね。そしてそんな中、テレビ東京は最後までやっぱりテレビ東京でした。
アナログ放送終了と言われてもテレビ自体は別になくなっていないわけでどうもピンと来ないのですが、58年間続いてきた仕組みが変わったというのはやはり歴史的な出来事なのでしょう。
新時代を迎えて、テレビが今後どうなっていくのか楽しみです。
※なお東日本大震災により岩手県・宮城県・福島県でのアナログ放送終了予定日は2012年3月31日となっています。また一部のケーブルテレビ局ではデジタル放送をアナログ放送に変換するデジアナ変換放送により2015年3月までアナログ放送を視聴できるとのことです。
勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ
1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。
(タイトルイラスト:3P3P)
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