カシオ計算機は22日、グランドピアノの音色を充実させた電子ピアノ「Privia PX-735」と「Privia PX-135」を発表した。8月10日より順次発売する。スタンドと3本ペダルが一体型のPrivia PX-735には3色の本体カラーが用意され、価格は9万2,400円。コンパクトタイプのPrivia PX-135は本体カラーが2色で、価格は6万6,150円。

上位モデルのPrivia PX-735は、スタンドと3本ペダルの一体型。本体カラーは、ブラックウッド調(写真左)、ホワイトウッド調(写真中央)、オークウッド調(写真右)の3色。発売はブラックウッド調とホワイトウッド調が8月10日、オークウッド調が9月末

下位モデルのPrivia PX-135はコンパクトタイプ。本体カラーはパールブラック調(写真左)とクールホワイト調(写真右)。オプションでスタンドと3本ペダルを取り付け可能。発売は8月30日

Privia PX-735/135は、5種類のグランドピアノ音色を搭載。ダイナミックで華やかな「モダン」、自然な響きを追求した「クラシック」、小さな音でも聞こえやすい「バリエーション」の3音色に加えて、明るくクリアな音色でポップスなどに適した「ブライト」、暖かみがあり落ち着いた音色でスタンダードジャズなどに適した「メロー」の2音色を新たに搭載した。

コンサートグランドピアノの原音から複数の強弱音をサンプリングし、継ぎ目なく連続的に変化させる独自の処理技術を開発。同時に、音色の変化をコントロールする独自フィルタと組み合わせることで、極めて弱い音(ピアニッシッシモ)から力強い音(フォルテッシッシモ)まで、なめらかな音色の変化と自然で豊かな強弱表現を実現したという。

また、打鍵ストロークの変化を細かく検知する3つのセンサーにより、鍵盤を完全に戻さなくても同じ音を連続して出すことが可能。グランドピアノに近い演奏性を持たせた。

そのほか、音がピアノ本体から響くように配置したスピーカー、ダンパーペダルの共鳴効果を再現する「アコースティックレゾナンスシステム」、鍵盤の中央から右側と左側で同じ音域の演奏が可能な「デュエット機能」、60曲のミュージックライブラリなどを備える。

Privia PX-735の本体サイズはW1,374×D298×H792mm、重量は約30.6kg。Privia PX-135の本体サイズはW1,322×D286×H135mm、重量は約11.2kg。