廣済堂あかつきは『女の「終電なくなっちゃった」はウソである』 を発売した。著者は心理学者の内藤誼人。
副題に「女性のセリフ、しぐさからホンネを見抜くテクニック」とあるように、本書では女性の言動を心理的に分析し、その裏に隠された本当の意図を見抜く技術が具体的に紹介されている。例えば、「今まで何人の男とつきあったの?」と質問したとする。このとき、「5人」以上になると男性は引いてしまうという研究結果があるのだそうで、これを経験的に知っている女性はたとえ50人だろうと100人だろうと「う~ん、4人かな」などと答えるという。
また、「まばたきが多い」「いつもニコニコしている」「必要以上におしゃべり」「口元が笑っていない」女の子にも要注意だ。コーネル大学のロバート・クラウトによるとウソをつくとき、人はまばたきが増えるらしい。通常時のヒトの平均的なまばたき回数は1分間に30~60回。ボストン・カレッジの心理学教授が2人の米国大統領候補ボブ・ドールとビル・クリントンが討論を行っている最中のまばたきの数を数えてみたところ、ドールは1分間に147回、「4年前と比べてこの国は豊かになったと思うか」と質問されたときなどは1分間に163回にも上ったという。選挙の結果は言うまでもない。
このように、本書では信用のおける研究結果を根拠として女性の仕草の真意を解明している。それだけではなく、ウソの心理分析を逆手に取り「こういう行動を取ればモテる」といったモテ指南も収録。「スポーツをやっている」ことをにおわせるのは実に効果的だという。ウソでもいいから「週に3日はフットサルをしているんだ」ぐらいのことを言えば女性の好感度はぐっと上がる。
この他、「女の子を惹きつけて虜にする禁断の心理テク」「女の子に嫌われないための心理エチケット」など、彼女募集中の人にはもちろん、彼女・妻との関係を良化させたい人にも有益な情報が満載だ。