ビールに氷、実は経験者も多いはず
キリンビールが27日に発売する氷を入れて飲むビール「キリン アイスプラスビール」。以前、紹介記事を掲載した際に多数のツイートがあり、皆さんの関心度の高さがうかがえた。
ビールに氷を入れて飲んだことがある人は少なくないはず。帰宅し、冷蔵庫を開けると冷えたビールがなく、仕方なくぬるいビールに氷を入れて飲んだ、なんて経験は周りからもよく聞く。とはいえ、そのときの感想はといえば、「なんかビミョー」「うすっ」といったマイナスの内容がほとんど。
氷を入れてさらにおいしさが引き立つように
「キリン アイスプラスビール」は、氷を入れて飲むことをコンセプトにしているだけあって、味わいの面で様々な工夫がなされている。キリンビール商品開発研究所の吉野桜子さんによると、「上面発酵酵母の発酵由来の複雑な香りやカスケードホップによる甘い香りにより、すっきりとした甘みやマイルドな苦味を氷を入れたときに適度に、かつベストバランスで感じられるように設計」したとのことだった。
実際に飲んでみると、確かに氷を入れても薄くなった感じがしない。というか、逆にコク、しっかりとした飲みごたえがはっきりと感じられる。「新発想で新感覚のビール」という印象を受けた。
同社によると、冷蔵庫で冷やしたビールは通常4~5℃。しかし氷を入れたビールは0℃となり、よりキリッと冷えたビールが簡単に楽しめる。そういえば、他社の氷点下ビールが話題を集めていたが、あちらは専用サーバーを使うことでその冷たさを実現。こちらは、氷を入れるだけで通常のビールより冷たくなるという家でできる手軽さがうれしい。時間を置いてもぬるくならないわけだから、アウトドアシーンでも活躍してくれそうだ。
使用する氷はどんなタイプでもいいとのことだったが、「クラッシュアイスで冷たく爽快に、ロックアイスでゆったり味わうというように使い分けることもできます」(吉野さん)。
コンビニエンスストア限定で発売される「キリン アイスプラスビール」(想定価格217円前後)。この夏は、このビールのお世話になる日がかなり増えそうな予感!