同社のコンシューマ向け製品のひとつ「マカフィー インターネット セキュリティ 2011」

マカフィーは21日、個人向けセキュリティ分野でインコム・ジャパンと業務提携し、プリペイドカードをはじめとしたPOSA(POS Activation)技術を利用した方法で販売を展開することを発表した。

個人向けセキュリティ製品の販売形態はCD-ROMやMicroSDなどからソフトをインストールするパッケージ販売が主流だったが、インコム・ジャパンとの提携によりプリペイドカードをはじめとしたPOSA技術を導入した製品の販売を展開する。

今回の提携により、販売店はプリペイドカードを無在庫の状態で仕入れ、販売が成立した段階でPOSレジでカードを有効化できるなど在庫管理上のメリットや、盗難や紛失といった損害のリスクヘッジも可能になる。マカフィー取締役常務執行役員 CSB事業本部長 田中 辰夫氏からは以下のようなコメントも出ている。

「この度、インコム・ジャパン様と業務提携することで、個人向けセキュリティ製品のプリペイドカード版を全国の小売店各社にて販売するという、マカフィーのみならず日本のセキュリティ業界にとって初の試みを実現することができました。マカフィーの個人向け製品は、クラウドテクノロジを活用することで、既知の脅威だけではなく未知の脅威に対しても強固なセキュリティを実現しています。今後は、両社のパートナーシップに基づいて積極的な拡販を行うことで、より多くの個人ユーザーに最新のセキュリティを提供し、安全なインターネット生活の実現に向けて広く貢献していきます。」