大相撲名古屋場所で通産最多の1,047勝をあげた大関・魁皇関が、このほど現役引退を表明した。JR九州では、彼の四股名にちなんだ特急「かいおう」を運転しており、同列車の今後の去就も注目される。

福北ゆたか線の電化に合わせ、2001年にデビューした特急「かいおう」。運行開始当初には、魁皇関との"ツーショット"も実現していた

特急「かいおう」は、魁皇関の出身地である福岡県直方市の直方駅より、福北ゆたか線を経由して博多駅までを結び、朝に下り列車2本、夜に上り列車2本を運行。全列車で787系が使用され、「かいおう3号」「かいおう2号」については、今年3月よりDXグリーン車も連結した6両編成で運転されている。

気になる同列車の去就について、JR九州によれば、「現時点では名称変更などの予定はなく、これからも特急『かいおう』として運行を続けます」とのこと。魁皇関は今後、年寄「浅香山」を襲名して後進の指導にあたるが、彼の四股名を冠した特急列車の活躍はまだまだ見ることができそうだ。