『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上)』はA6 (文庫)判で208ページ

フジテレビ"ノイタミナ"にて2011年4月より放送され大きな話題を読んだTVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を、脚本の岡田麿里氏みずからが小説化。待望の上巻は、メディアファクトリーより2011年7月25日の発売予定で、価格は520円。

高校生になった今、かつての幼なじみたちの距離は、いつの間にか離れてしまっていた。だが、ただ一人、あのころから変わらない少女"めんま"のお願いを叶えるため、彼らは再び集まり始める……。

「黒執事」シリーズや『とらドラ!』『放浪息子』などの脚本・シリーズ構成でもおなじみで、TVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の脚本を担当した岡田麿里氏の筆による本作には、小説オリジナル・エピソードも含まれており、TVアニメを観た人も、観ていない人も注目の作品といえそうだ。

俺達は、超平和バスターズ。
どこもかしこも、全ての平和を守る。俺がリーダーだ、当然だ。
だって、全てにおいて俺が一番なんだから。
松雪……ユキアツだって。鶴子だってあなるだって、ぽっぽだって、
もちろんめんまだって納得してる。
みんなが、俺の後ろをついてきてた。
小走りに、息をきらせてついてきた。
そう――あの日だって。 (本文より)
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