アップルは20日、小型デスクトップPC「Mac mini」を刷新し、オンラインストアでの受注を開始した。新「Mac mini」は光学ドライブを排除し、CPUに第3世代Intel CoreのデュアルコアCore i5/Core i7を搭載。OSは同日発売のOS X Lionとなっている。価格は52,800円より。
Mac miniのリニューアルは2010年6月以来となり、約1年ぶり。新しい筐体は、前モデルとよく似たアルミニウムのデザイン。光学ドライブが非搭載となっているのが最大の特徴となっている。
標準構成として用意されているのは、2.3GHzデュアルコアCore i5を搭載するモデルと、2.5GHzのデュアルコアCore i5を搭載するモデルの2つ。2.3GHzモデルはメモリが2GBで、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使用。価格は52,800円となる。2.5GHzモデルはメモリが4GB、グラフィックスが外付けのAMD Radeon HD 6630Mで、価格が68,800円となっている。ストレージは共通で500GB HDDを搭載し、容量750GBへの変更が可能。2.5GHzモデルは2.7GHzのデュアルコアCore i7へのアップグレード、256GB SSD+750GB HDDの構成がオプションとして用意されている。また、メモリはそれぞれ最大8GBにアップグレード可能だ。
インタフェースは、IEEE802.11a/b/g対応の無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0、Thuderbolt×1、FireWire 800×1、USB 2.0×4、HDMI出力、SDXCカードスロット、オーディオ入出力など。サイズ・重量は、W197×D197×H36mm、約1.22kg。
標準で同梱されるのは本体のほかHDMI-DVIアダプタと電源コード、マニュアルのみ。入力デバイスやディスプレイはオプションとなり、新発売のThuderbolt DisplayやWireless Magic Mouse、Magic Trackpad、各種Apple Keyboardを選択できる。
Lion Server搭載Mac mini
新Mac miniにはLion Serverを搭載したモデルも用意される。価格は88,800円。こちらのハードウェア構成はCPUが2.0GHzのクアッドコアCore i7、メモリが4GB、ストレージが500GB HDD×2、グラフィックスがCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000となる。オプションでメモリの増量やストレージの構成変更が可能。搭載インタフェースとサイズはデスクトップ版と共通だが、重量のみ1.37kgとなる。