米Microsoftは7月15日(現地時間)、同社スマートフォンを介して家にあるホームサーバを管理したり、サーバ上に保管されたメディアファイルを再生可能にするアドイン「Windows Server Solutions Phone Connector for Windows Home Server 2011」の提供開始を発表した。
アドイン導入の対応プラットフォームはWindows Home Server 2011のほか、Windows Small Business Server 2011 Essentials、Windows Storage Server 2008 R2 Essentialsで、Windows Phone 7を使ってこれらサーバへと接続し、アラートを含む各種管理コンソールを閲覧できる。アラート確認、ユーザー管理、バックアップの開始など、ダッシュボードで提供される基本機能はこの管理コンソールで提供されるため、リモート管理には必要十分なものだと思われる。なおSolutions Phone Connectorの特徴として、リモートからサーバ内のフォルダにアクセスしてメディアファイルを直接参照できるという機能がある。適切なアクセス権限を設定しておけば、Metro UI経由でこれらファイルの参照や音楽ファイルの再生など、クラウド的な使い方も可能になる。
現在提供されているアドインはバージョン1.1で英語版のみ。日本ではまだ現時点でWindows Phone 7対応端末が発表されていないため、これら機能を利用することができないが、こちらももう間もなく国内キャリアより対応製品が発表されるという情報が出てきており、期待して待ちたいところだ。