タブレット向けAndroidプラットフォーム "Honeycomb"の最新版「Android 3.2」が7月15日 (米国時間)に発表された。
Honeycomb新版での大きな機能強化は3つ。まず「デバイスサポートの拡充」。より幅広いタブレット端末でHoneycomb本来の利用体験が得られるように、システム全体で端末に対する最適化の幅が広げられた。2つめは「ズームモードの追加」。小さなスクリーンサイズに固定されたスマートフォン用アプリを拡大表示する。既存のストレッチ表示モード (アプリのレイアウトをリサイズして大きなスクリーンにフィットさせる)と使い分けることで、スマートフォン向けAndroidアプリをタブレットで快適に操作できる。3つめは「SDカードからのメディア同期」。SDカードスロットを備えたタブレットで、アプリから直接SDカード内のメディアファイルをロードできる。
また、スクリーンサポートAPIの拡張が追加された。スクリーンの大きさで端末を大まかに分類したカテゴリーごとではなく、端末のスクリーンサイズの違いに合わせて表示を調整するための新しい修飾子やマニフェスト属性が含まれる。開発者が幅広いAndroid端末に対して、より正確にユーザーインターフェイスをコントロールできる。