10月2日にスタートする時代劇『塚原卜伝』(NHK BSプレミアム 毎週日曜 18:45~19:28 ※初回は73分の拡大版 全7回)の会見が17日、神奈川・横浜の緑山スタジオで行われ、堺雅人、平岳大、栗山千明、京野ことみ、永島敏行、中村錦之助、朝加真由美、ジャッキー・ウー、風間杜夫が出席した。

時代劇『塚原卜伝』の会見に出席した堺雅人(右)と栗山千明  拡大画像を見る

戦国時代に常陸国(現在の茨城県)の鹿島に生まれ、幼少より鹿島中古流の太刀を学び、後には"剣聖"と謳われた伝説の剣豪・塚原卜伝の青年期を中心に、これまで映像化されたことのない卜伝の波乱に満ちた半生を描く。

主演の堺雅人は演じる塚原新右衛門(卜伝)について「神社に縁のある神官の出身の人物であるということが非常に面白いと思いました。彼の剣は幕末や江戸初期の剣豪のような立身出世のための剣ではなく、鎮めたり祈ったりするような太刀だと思います」と話し、「鹿島が育てた祈りと剣を見て欲しい」とアピールした。

新右衛門の妹・真尋(まひろ)を演じるのが栗山千明。「私が演じる真尋は、兄上を思うピュアな妹。『私のピュアな部分はどこにあるの?』と探りながら演じています(笑)。私は多分立ち回りはないと思うんですが、その辺が心配ですね(笑)」と笑顔を見せた。新右衛門に助けられ、やがて彼に恋する鹿乃役の京野は「今後恋愛話もあるそうなんですが、この作品は剣豪ものとしては生臭さがなく、凄く優しいストーリー。剣を伝える卜伝の優しさや信念を感じることができ、女性でも見やすい作品だと思います」と見どころを語っていた。

前列左から永島敏行、栗山千明、堺雅人、京野ことみ、風間杜夫、後列左から朝加真由美、中村錦之助、平岳大、ジャッキー・ウー