"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは「韓流」。ワイドショーでは韓流スターの追っかけ主婦もよく登場するが、実際は主婦のどれくらいが韓流ファンなのだろう? 主婦が考える韓流スターの魅力って?

紹介するのはキャリア・マムの主婦と消費行動研究所が今年6月に実施した「韓流アンケート」の結果。同社WEB会員の20代から50代の女性360人が回答した。

同調査結果によると、韓国映画や韓国ドラマ、K-POP、韓国俳優といった「韓流」のファンだと答えたのは「熱狂的ファン」と答えた4.4%を含め19.4%。「興味がある」の35.8%を加えると55.2%と半数を超えた。

韓国ドラマを「よく見る」主婦は23.1%、「見たことがある」主婦は45.0%。「イチオシの韓国ドラマ」1位に輝いたのは「美男ですね」で、2位があの「冬のソナタ」だった。3位以下は「宮廷女官チャングムの誓い」、「私の名前はキム・サムスン」、「コーヒープリンス」「天国の階段」と続いた。

「韓国ドラマは、誰と見ることが多いですか?」と聞いたところ、「見ない」と答えた38.6%を除いてもっとも多かったのが「昼間にひとりで」の35.0%。次は「夜中にひとりで」の15.6%だった。「家族と一緒に」(8.6%)や「友だちと一緒に」(0.8%)は少数派。ひとりでじっくりとドラマの世界に浸りたいという主婦が多いようだ。

人気の男性俳優のトップ5は1位からイ・ビョンホン、チャン・グンソク、ペ・ヨンジュン、ウォンビン、クォン・サンウ。「かっこいい・スタイルが良い・見た目が良い」「顔が良い」「演技が良い」といったポイントを挙げる主婦が多く、「何といっても、ボディがたまらない。語学が堪能で、知性を磨いているところも、素敵」(30代)、「スイートな顔、マッチョな体、純粋な心」(40代)と熱のこもった意見もあったという。

「韓流」の魅力については「ストーリーの展開」「俳優が礼儀正しく包容力がある」「かっこいい」「日本文化と違うところが良い」「喜怒哀楽がはっきりしている」といった声が。少々ありえないストーリーの展開も逆に俳優の魅力を際立たせているようで、同レポートでは「非日常の連続の中で、ふとしたときにこぼれる笑顔や真剣な表情、そして甘い言葉の数々。これらの要素が『ツボ』にはまってしまうのであろう」と分析している。