26日からスタートするNHK総合のドラマ『胡桃の部屋』(毎週火曜 22:00~ 全6回)の完成試写会が15日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の松下奈緒と竹下景子が出席した。

ドラマ『胡桃の部屋』の試写会に出席した松下奈緒(右)と竹下景子 拡大画像を見る

バブル前の1980年頃の東京を舞台に、生真面目で不器用な三田村家の二女、桃子(松下奈緒)が、リストラで蒸発した父の代わりに一家を守ろうと奮闘する姿を描いた同ドラマ。家族の幸せのためひたむきに奮闘する主人公の桃子を軸に、向田邦子作品らしいユーモアに富んだ辛口のホームドラマとなっている。

初の向田作品で主演を果たした松下は「三田村家が家族に見えて良かったな~というのが第一印象でし。お父さん(蟹江敬三)がいなくなって最悪な状況をどうやって立ち上がっていくのか、家族だから言えるところを見ていただければと思います」とアピールした。

『胡桃の部屋』のドラマ化は今回で3度目。2度目となる1989年TBS系のドラマで、竹下景子が主人公の桃子役を演じた。桃子役の先輩として竹下は「前回は単発でしたので原作に忠実で水彩画のような印象でした。今回は濃厚で、桃子はスケール感を持って描かれています。桃子が奈緒ちゃんですから、パワフルですよ」と松下を絶賛。褒められた松下は「竹下さんが演じられたのは知っていました。いつそれを聞こうかと悩んでいましたが、この場で聞けて安心しました(笑)」と安堵の表情を見せていた。