女優の桐谷美玲と俳優の林遣都が13日、都内で行われたドラマ『荒川アンダーザブリッジ』(MBS・TBS系)の完成披露試写会に出席した。
ドラマ『荒川アンダーザブリッジ』(MBS・TBS系)の完成披露試写会に出席した桐谷美玲(左)と林遣都 拡大画像を見る |
原作は、中村光の『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス刊)で連載中の人気コミック。ひょんなことから荒川河川敷に住み着くことになった大財閥の御曹司・リク(林遣都)。そこで出会った自称・金星人の美少女ニノ(桐谷美玲)と、どう見ても着ぐるみを着た河童の村長(小栗旬)や星型のマスクらしきものを被ったロックミュージシャン(山田孝之)など、奇怪で強すぎる個性の住人たちとの交流を描いたハートフルラブコメディだ。
林は「一番出番が多かったので、撮影中の3カ月はあの村に住んでいるような感じでした。皆さん、台本に書いてないことをどんどんしてくるので、面白くって顔が緩まないようにするのが大変でした。」と話し、桐谷も「笑わない役なので、耐えるのが大変でした。しょっちゅう監督に、『ニノ! 笑うな』って怒られてましたね」と撮影を振り返った。金星人の設定だった桐谷は「金星人・ニノのイメージが沸かなくて…。監督に『ジャージで生活してみれば?』とアドバイスされて、普段もジャージと上履きで生活してました。食べ物も、"なめろう"とか"なまこ"とか地球っぽくないのが好きかなーと考えたり」と役づくりの苦労も語った。
また、試写会に出席できなかった小栗、山田のほか、個性的なキャラクターを演じる城田優、片瀬那奈、安倍なつみからのビデオメッセージが上映され、河童の特殊メイクで登場した小栗が「当たり前の話だけど、見た目に左右されずに人と人が付き合えれば」と真面目にコメントすると、その見た目とのギャップに会場の笑いを誘った。桐谷は「休憩の時も、小栗さんと山田さんは特殊メイクのままで…。河童がおにぎりを食べたりしてるのがかわいかったです」と話したが、普通の姿の小栗は緊張するそうで、林も「旬君のみけんのシワは特殊メイクで固まってて…。初めて会ったとき、『怒ってんのかな? 話しづらいなぁ』って思ってました。周りの人からも言われてたみたいで、『怒ってないよ! 分かってくれよ!』って言ってました(笑)」とエピソードを明かしていた。