Mac OS X Lionの発売が迫り、メーカー各社から製品のLion対応状況に関する情報が続々と公開されている。詳細については後日掲載するとしているところも少なくないが、ひとまず現時点で公表されている情報と、サポートページをご紹介していこう。

なお、ここで掲載している情報はいずれも、本記事執筆の7月12日時点での情報となる。対応状況は随時更新されることになると予想されるので、各メーカーのWebサイトなどで最新の情報をチェックしていただきたい。

セイコーエプソン

セイコーエプソンでは、家庭向けのインクジェットプリンタ/複合機についてはすでに情報をWebサイトに掲載済み。プリンタ機能についてはソフトウェア・アップデートから配布される最新ドライバソフトによって対応できるようだが、一部機種ではスキャナ機能の利用がOS標準の「イメージキャプチャー」経由に限られるようだ。またプリンタ機能についても、オートファイン機能が非対応になったり、オートファイン機能利用時に印刷開始まで時間がかかるケースがあるという。

富士ゼロックス

富士ゼロックスでは、製品の機種別に対応情報を公開。記事執筆の7月12日時点では全機種が「対応予定」となっているが、機種によっては対応予定のドライババージョンなども記載されているので、まずは使用中の機種の対応(予定)状況を確認しておくとよいだろう。

リコー

リコーは現時点では詳細な情報を公開しておらず、「弊社での評価が終了次第、弊社ホームページにてお知らせ致します」としている。

PFU (Happy Hacking Keyboard)

PFUでは、Happy Hacking Keyboardシリーズの対応情報を公開。ドライバソフトの共通インストーラが動作しない問題が判明しているものの、インストーラを直接起動してインストールすれば機器は正しく動作するという。ドライバソフトは7月中旬対応予定。

富士通 (ScanSnap)

富士通では、ScanSnapシリーズおよび関連ソフトの対応予定をアナウンス。最新アップデートの適用によりLion対応となる機種と、8月初旬に対応アップデートを公開する予定の機種について、それぞれ告知している。

ジャストシステム

ジャストシステムでは、Mac OS X Lion動作保証として販売されている「ATOK 2011」以外のMac製品について、追ってWebサイトで情報を更新する予定としている。

ファイルメーカー

ファイルメーカーはMac OS X LionのみならずiOS 5とiCloudについても合わせて、「FileMaker製品はOS X LionとiOS 5をサポートするでしょう」「この新しいサービス(編注:iCloudのこと)を活用する方法を調査・検討しています」とし、「公式な声明がまとまり次第、弊社のWebサイトに公開いたします」としている。

トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、7月11日(当初予定の7月7日より変更)に「ウイルスバスター for Mac」、7月12日に「ウイルスバスター 月額版 for Mac」を、ソフトのアップデート機能を通じて更新し、Mac OS X Lionに対応した。

アジェンダ

アジェンダについては既報のとおり、「宛名職人」シリーズなどの現行製品がLionで動作非対応となる。現在、Lion対応の「宛名職人Ver.18(仮)」を開発中という。

デジタルステージ

デジタルステージについても既報のとおり、現行の「BiND for WebLiFE* 4」「ID for WebLiFE* Plus」および過去バージョンがLion上で動作しない。ただし「BiND for WebLiFE* 4」については、現時点で対応のメドがたっていないものの、今後の対応策を検討しているという。同社ではLion上で動作する「BiND for WebLiFE*」の次期メジャーバージョンを開発中だという。