ドゥカティ、スポーツバイク「モンスター 1100エヴォ」発売

ドゥカティジャパンは、空冷エンジンのドゥカティ(DUCATI)のなかで最高のパワーを備える「モンスター 1100エヴォ(Monster 1100EVO)を早期導入2012年モデルとして9月17日より発売する。価格は139万円。

モンスターはカウルを持たない、いわゆるネイキッドバイク。すでに「696」「796」が発売されている。また、1100エヴォは2010年末に発表されていたが、今回、正式な発売日や仕様が公開された。

モンスター 1100エヴォに搭載されるエンジンは、1078ccの空冷L型2気筒2バルブエンジン。ドゥカティの空冷エンジンとしてはもっとも高出力となる最高出力73.5kW(100HP)、最大トルク103Nm(10.5kgm)を得ている。日本の騒音規制に対応しながら、イタリア本国仕様と同じ出力・トルクとした。

同モデルには、「ドゥカティセーフティパック(DSP)」が装備された。これはABSと4段階に設定できるトラクションコントロールから構成されるもので、安全性向上に貢献するという。また、スリッパー機能を備えた新しい湿式クラッチも採用された。

エキゾーストは新設計された2-1-2レイアウト。サイレンサー内部には触媒コンバーターを内蔵する。なお、写真はすべてイタリア本国仕様であり、日本仕様はサイレンサーが約10cm長くなる。

主な仕様は以下のとおり。全長2,095mm、全高1,099mm、ホイールベース1,450mm、シート高810mm、乾燥重量169kg、空冷4ストロークSOHC 2気筒エンジン、1,078cm3(ボアφ98×ストローク71.5mm)、最高出力73.5kW/7,500rpm、最大トルク103Nm/6,000rpm、リターン式6速MT、セルフ式スターター、タンク容量13.5L、タイヤ:前120/70 ZR17 後180/55 ZR17。