Android向け「Firefox 6」β版(Android Marketでは「Firefox Beta」)

Mozillaは9日(日本時間)、Webブラウザ「Firefox」の次期バージョン「Firefox 6」のβ版をAndroid、Windows、Mac、Linux向けにリリースした。Android向けの「Firefox Beta」は、Android Marketからダウンロードできる。システム要件は、Android 2.1 以上、ARMv7 プロセッサ以上搭載、17MB以上の空き領域もしくはSDカードストレージ、512MB以上のRAM。

Android向けFirefoxは、タブブラウジングに対応したWebブラウザで、アドオンを別途インストールすることで機能を拡張することが可能。また、Firefoxのブラウザ環境同期機能の「Firefox Sync」により、ブックマークやパスワード、閲覧履歴、開いているタブをPCのFirefoxと同期できる。

Android向けFirefoxはタブブラウジングに対応

アドオンのインストールで機能を拡張できる

「Firefox Sync」でブックマークやパスワード、閲覧履歴、開いているタブをPCのFirefoxと同期可能

Firefox Betaの新機能としては、起動時間の短縮とメモリ使用量の削減が図られているほか、Webページの表示がより鮮明になり、画像のジャギーが軽減されている。さらに、Android 2.3(Gingerbread)以上搭載の端末向けには、設定、ダウンロード、アドオン画面とアプリケーションメニューのデザインが刷新されている。そのほか、ロケーションバーの左側のアイコンを押したときに表示されていた[ページ中を検索]、[ページを共有]、[PDFとして保存]項目がアプリケーションメニューに移動した。

現行の「Firefox 5」の設定画面

Android 2.3以上搭載端末では、設定画面のデザインが刷新された

[ページ中を検索]、[ページを共有]、[PDFとして保存]項目がアプリケーションメニューに移動

Android向けと同時にリリースされたWindows、Mac、Linux向け「Firefox 6」β版では、アドオンマネージャでプラグインが最新かどうかを直接確認できるようなった。また、タブグループ使用時に保存されているグループだけを読み込むことで、ブラウザの起動時間を短縮したことや、URLのドメイン名を強調表示してロケーションバーを見やすく改良したことなどが新機能となっている。なお、「Firefox 6」の正式公開は8月16日の予定。