2011年7月9日(土)、神奈川県箱根町の旧仙石原中学校にて、「ヱヴァンゲリヲン×箱根町×TOYOTA 電力補完計画 節電推進Ver. in 第3新東京市立第壱中学校」が開催された。開催期間は、7月9日(土)、10日(日)の2日間。

箱根町の旧仙石原中学校を「第3新東京市立第壱中学校」に見立てて開催されている「電力補完計画 節電推進Ver.」。9日は開場前から200人を超えるファンが集まった

本イベントは、劇場アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の劇中に登場する「特務機関NERV(ネルフ)」の公用車に「トヨタ プリウスPHV(プラグインハイブリッド)」が認定されたことを記念したもので、作品の舞台となる箱根町の旧仙石原中学校を、碇シンジら登場キャラクターが通う「第3新東京市立第壱中学校」に見立て、さまざまな展示やイベントが催されている。

本イベントは当初、3月12日からの開催が予定されていたが、先の東日本大震災の影響により中止。今回の再実施にあたっては、予想される夏の電力不足を考慮し、トヨタの技術を利用した"電力を上手に使う"ことを意識する「節電推進Ver.」として開催された。

会場では、「第3新東京市立第壱中学校」の教室「2年A組」の再現や「NERV仕様プリウス」「EVAカラープリウス」の展示などを行いつつ、「東日本大震災復興支援募金箱」の設置や「エスティマハイブリッドによる電力供給」の実演、さらに教室展示でも「節電をテーマとした展示」が行われるなど、震災、節電などを強く意識したものとなっていた。

会場に設置された募金箱。募金に協力すると「電力補完計画オリジナルうちわ」がプレゼントされた

会場内の複数個所に設置されたモバイルアンケートに協力すると「電力補完計画オリジナルポストカード」がプレゼントされる

エヴァンゲリオン初号機、および2号機にカラーリングされたプリウス

シンジ、ミサトに加えて、エヴァ初号機も出撃!?

体育館での展示や照明などには、4台のエスティマハイブリッドによって発電された電力が利用された

また、来場者参加型イベントとして「NERV車両班入隊試験」(300円)を開催。受験者全員に「第3新東京市立第壱中学校」のネーム入りオリジナル鉛筆が配布されたほか、合格者には「NERV車両班隊員証」が付与された。

多数の来場者が挑戦した「NERV車両班入隊試験」

試験開始前の教室。試験はマークシート方式で行われた

こちらが試験用紙と参加者全員にプレゼントされたオリジナル鉛筆

ちなみに、9日の試験問題は下記のとおり。

Q01. NERVは国連直轄の何機関か
(1)独立機関 (2)特務機関 (3)国立機関
Q02. 式波・アスカの階級は何か
(1)ユーロ空軍大尉 (2)ユーロ陸軍大尉 (3)ユーロ海軍少尉
Q03. 使徒襲撃時に第3新東京市のモノレールを運用している会社はどこでしょう
(1)新東京モノレール株式会社 (2)第3新東京市高速鉄道株式会社 (3)箱根登山鉄道株式会社
Q04. 延命長寿で知られる大涌谷名物「黒たまご」。1個食べると何年寿命が延びると言われているでしょう
(1)7年 (2)70年 (3)1年
Q05. 次のうち、劇中で一度も眼鏡をかけないのは誰でしょう
(1)トウジ (2)赤木リツコ (3)真希波・マリ・イラストリアス
Q06. 劇中でゲンドウが使用しているNERV公用車の車体カラーは何色でしょう
(1)白 (2)黒 (3)茶色
Q07. 「序」でシンジを迎えに行ったミサトが乗っていた車は何色で何ハンドルでしょう
(1)青色で左ハンドル (2)青色で右ハンドル (3)白色で右ハンドル
Q08. 次のうち、箱根十七湯に含まれない温泉はどれでしょう
(1)鬼怒川温泉 (2)湯本温泉 (3)仙石原温泉
Q09. 第3新東京市立第壱中学校でシンジたちが使っているノートパソコンの色は何色か
(1)青 (2)赤 (3)白
Q10. シンジがミサトと共に初めてNERVへ行った時に乗っていたカートレインは何駅行きだったでしょう
(1)ネルフ本部駅 (2)桃源台駅 (3)仙石原地下中央駅

ちなみに制限時間は10分で、1問10点。70点以上が合格となる。解答は公式サイトにて公開されているのでチェックしてみてほしい。なお、「NERV車両班入隊試験」は10日も開催されるが、もちろん問題は変更される。腕に自信のある人はぜひ挑戦してみよう。

試験の合否は掲示板に貼りだされる。意外と難問ぞろいだが、合格率はなかなかに高かった

合格者に付与される「NERV車両班隊員証」

教室展示では、シンジ・レイ・アスカらの教室である「2年A組」が再現されているほか、「節電をテーマとした展示」やエヴァンゲリオン関連のさまざまな資料が展示されている。

「節電をテーマとした展示」では、「節電テクニック」などを記したパネルの展示が行われている

「『第壱中学校』関連展示」では、劇中の「第壱中学校」をテーマとした展示を実施。レイ、マリの制服も展示されている

「箱根関連展示」では、「第3新東京市」をテーマとして展示を実施。ボタンを押すと各ポイントが点滅するジオラマなどが設置されている

「2年A組再現」では、各キャラクターの席などが細かく再現されている

体育館では、葛城ミサトが「トヨタ プリウスPHV」について解説するイベントオリジナルムービーの上映や「NERV公用車仕様」のプリウスの展示、物販などが行われている。なお、先にも紹介したとおり、体育館の照明などはすべてエスティマハイブリッドによって発電された電力でまかなわれている。

体育館で上映されているムービーを観ると、AR対応の「箱根補完ドライビングマップ エヴァンゲリヲン新劇場版:破」がプレゼントされる

「プリウスPHV」と「NERV公用車仕様プリウス」がレイ、アスカ、初号機のフィギュアとともに展示

物販コーナーも大賑わい

会場内外は、ここまで紹介した以外のところも、エヴァ一色に装飾。まさにエヴァファンなら見逃せないイベントとなっている。

本イベントは7月10日も開催されているので、興味のある方はぜひ足を運んでもらいたい。開催時間は10時から17時(最終入場16時00分)で、入場は無料。そのほか詳細については公式サイトをチェックしてほしい。