こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。

今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!

今回取り上げるテーマは、1995年にテレビアニメとして放送され、現在も熱狂的なファンを多く抱える「新世紀エヴァンゲリオン」。

ニコニコ動画にも多数のエヴァファンによる二次創作動画が投稿されているのですが、その中から個人的に「これはぜひ見てほしい!」と思う作品をチョイスしてご紹介していきたいと思います。

ニコニコ動画ユーザーならではのちょっとひねくれた、でもたっぷりの愛が詰まった動画をお楽しみください。

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まずは今回の一押し作品から。動画時間が9分近くあり、さらにシリーズ物なので全部見るとけっこうな時間がかかりますが、一度見始めると止まらないくらいに面白い!

動画のコンセプトは「ドラえもん+エヴァンゲリオン」で、もしものび太やドラえもんがエヴァンゲリオンの世界に入ってしまったら……というifの物語を描いていく二次創作漫画となっています。

なお絵柄は藤子・F・不二雄タッチで統一されており、ドラえもんとエヴァンゲリオンのミスマッチ感が何ともシュール!　のび太がエヴァンゲリオンに乗るという大幅な改変をしながらも、何だかんだで元のストーリーに準じて物語が展開するのも見事です。

二つの国民的作品をうまくミックスした素晴らしいパロディである本作は、現在2話まで公開中。続きが待ち遠しいですね。

過去にもご紹介したことがありますが、やはりニコニコ動画でエヴァンゲリオンといえばこれは外せない!

内容は学校の文化祭で披露されたダンスを録画したものなのですが、「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」といったお馴染みの楽曲をBGMにした踊りは非常にハイクオリティ。しかもただ上手いだけでなく、笑いの要素を組み込んだ構成はよく練られていて感心してしまいます。

会場の歓声や拍手の大きさから臨場感が伝わってくるのも良い感じ。これぞエンターテインメント!

同じくダンス動画ですが、こちらは打って変わって本格派。ダンスマスター2にも出場したチーム「TEAM BLACK STARZ」が見せるのは、エヴァンゲリオンのアレンジBGMに乗せたキレのあるダンス。飽きさせない展開と息の合ったダイナミックな動きはまさに別次元の凄さ。ぜひ一度は見ていただきたい動画です。

精巧な作りでファンに人気のリボルテックエヴァシリーズ。それらをコマ撮り撮影して「涼宮ハルヒの憂鬱」EDテーマ「ハレ晴レユカイ」のダンスを踊らせてしまうという、考えただけで気の遠くなりそうな作業から生まれた動画です。

制作者のセンスや努力はもちろんのこと、「ハレ晴レユカイ」を踊れてしまうほどに自由に動く関節や自立の安定性を備えたリボルテックエヴァシリーズもすごいクオリティですね。

アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のOPテーマとして知られる「葛飾ラプソディー」に合わせて制作されたエヴァンゲリオンMAD。

最初に紹介した「ドラえもん×エヴァンゲリオン」もインパクト大でしたが、ミスマッチ感という意味ではこちらもかなりのもの。

といっても場面チョイスや編集の巧みさのおかげで、何だかこれはこれでだんだん合っている気がしてくるから不思議です。エヴァンゲリオンもこんな平和な話だったなら……。

一度ツボに入ったら抜けられないのがこの関西弁吹替えシリーズ。吹替えといっても声を当てているのは一人で、しかも音楽なしで棒読みという何ともシュールな作品です。

テンポもよく、時折挟まれるギャグも関西ノリそのままで面白い。まるでホットペッパーのCMのようにじわじわくる笑いをどうぞ。

このタイトルは卑怯すぎる!　おそらく大勢の人が一度は連想したことがあるだろう一発ネタで本当に動画を作って、しかもよくできているときたらもう笑うしかありません。

直接ニコニコ動画でご覧になる際は、動画に付けられた秀逸なタグの数々にもぜひご注目ください。

完全に出オチですが、「けいおん×エヴァンゲリオン」動画。シリアスと日常系ゆるアニメのテンションの差が何とも笑いを誘います。アイキャッチをうまく使ったテンポの良い編集もお見事!

最後はYouTubeから転載された「残酷な天使のテーゼ」を歌う少年の動画をご紹介。

心の底から楽しんで歌っている様子は、見ている側も何だか楽しくなってきますね。空耳でニコ動ユーザーに弄られていますが、それもこれも含めての魅力。ぜひこのまま日本のアニメを好きでいてほしいなと思います。

――MAD、吹替え、手書き漫画、歌ってみた……など、その人気を証明するかのように多数のカテゴリに派生しているエヴァンゲリオン動画。新劇場版も佳境を迎えており、ニコ動での今後のエヴァブームにもさらに注目していきたいところです。

まだまだ紹介したい作品はたくさんあるのですが、それはまた別の機会に!

勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ

1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。

(タイトルイラスト:3P3P) ※本コラムで紹介している動画は、作者やサイトなどの都合により削除されることもあります。あらかじめご了承ください。