12日スタートの連続ドラマ『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜22:00~)の制作発表会見が6日、都内で行われ、出演者の伊藤淳史、仲村トオルらが出席した。

前列左から、小西真奈美、仲村トオル、伊藤淳史、高橋克典、後列左から、市川知宏、安田顕、福士誠治、尾美としのり 拡大画像を見る

同作は、『チーム・バチスタの栄光』(2008年)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2010年)に続く、海堂尊原作の人気医療ミステリーのシリーズ第3弾。死因を究明するAi(死亡時画像診断)センターの設立を巡って、警察、法医学、医療が対立する中、新型MRIの中で殺人事件が起こり、心療内科医・田口(伊藤)と変人官僚・白鳥(仲村)が事件の真相に迫っていく。

1作目から主演を務める伊藤は「スタートした時はこんなにも長い間、1つの役をやれるとは思っていませんでした。このドラマを支えてきてくださった視聴者の方々に少しでも恩返しをできたら」と感謝を伝えた。

新シリーズでは伊藤&仲村のお馴染みのバチスタコンビのほかに、Aiに反対する立場で、警察庁の頭脳・斑鳩芳正役の高橋克典や、法医学者・笹井スミレ役の小西真奈美らが登場。高橋は「僕は悪役で毒気をまき散らしているので、チームの輪に入れないまま撮影が終わってしまう」と惜しみながら、「最近、刑事ものや医療ものばっかりだけど、このドラマがダントツに面白い! シリーズものの安心感あり、新しさあり、スリルあり、ハートウォーミングあり、ラブもちょっとあり……(笑)。これ一本見れば他のドラマは見なくてもイイです」と茶目っ気たっぷりにアピールすると、会場から大きな笑いと拍手が起きた。

体内を映し出す"Ai"に掛けて、知られざる一面を暴露しあう出演者たち。仲村は「実はハードディスクも小さい」と、伊藤の物覚えの悪さを説明。さらに、市川知宏からも「"S"で人には厳しい」と槍玉に挙げられた伊藤は、慌てて「自分にも厳しいです(笑)」と訂正していた

一方、報道陣から出演者の中で"好みのタイプ"を聞かれた紅一点の小西は、高橋から「撮影が終わったらもう会わないんだから言っちゃえ」と促され、「じゃあ、伊藤くん」と無難に回答。共演者のしばしの沈黙の後、高橋からは「え~!?」と不満の声が漏れ、伊藤本人も「絶対、僕じゃないでしょ」と苦笑。男性キャスト陣は一気にトーンダウンしていた。

『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』(毎週火曜22:00~)は7月12日スタート。初回は22:10~23:13。