つい先日、ホットスポットや各種ネットワークの「Wi-Fi」利用の割合において、モバイルデバイスがPCを逆転したことを報告したが、その調査は同時にiOSデバイスの割合だけで実にデバイスシェア全体の47%を占めるという非常に興味深いものだった。Net Applicationsの最新の調査報告によれば、Webトラフィックにおけるその傾向はさらに顕著で、iPadだけで全世界のトラフィックの1%、米国だけに限っても2.1%のシェアに達するという。
この件についてはFortuneのApple 2.0 BlogでPhilip Elmer-Dewitt氏が報告している。元データはNet ApplicationsがNet Market Shareの中で報告しているもので、7月1日に発表された最新の集計データによれば、携帯電話とタブレットを合わせたモバイルデバイスの全世界のWebトラフィックに占める割合は5%強で、米国内に限定すると8.2%になるという。
またデバイス別ではiPhoneのシェアが最も大きく全体の1.41%、米国内に限定すると2.9%になる。またiPadのトラフィックシェアは前述のように全世界で1.03%、米国内では2.1%となる。iPhoneとiPadの間で販売台数に倍以上の差があることを考えれば、iPadのヘビーな利用者がそれだけ多いということを示す証拠といえるかもしれない。