「群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)」のスタートを受け、2日にJR高崎駅で「SLググっとぐんまみなみ」「SLググっとぐんま碓氷」出発式が行われ、「C61 20」「C57 180」「D51 498」のSL3両が集結した。
朝9時半頃、高崎駅の4番線に、「D51 498」牽引の横川行「SLググっとぐんま碓氷」が入線。続いて5番線に、復活運転を始めたばかりの「C61 20」と、「SLばんえつ物語」でも活躍中の「C57 180」の重連による水上行「SLググっとぐんまみなかみ」が入ってきた。ホームには多くの鉄道ファンが集まり、SL列車が停車しない7・8番線や、線路そばの建物まで人で埋め尽くされた。
セレモニーでは、群馬県出身のタレント、中山秀征さんらも参加してのテープカットが行われた。9時56分頃、高崎駅長らの合図と同時に発車。大きな汽笛が2つ同時に鳴らされ、もうもうと煙を上げながら並走していった。
群馬DCは、JRグループと群馬県などが一体となって実施する大型観光キャンペーンで、キャッチフレーズは「心にググっとぐんま わくわく 体験 新発見」。9月30日までの期間中、JR旅客6社により、全国で集中的に開催地・群馬のPRが行われる。C61、D51、C57などによるSLの集中運転も行われるほか、新しいリゾート電車「リゾートやまどり」もデビューしている。
また、群馬県近郊のJR線では、群馬DCのラッピングを施した115系や107系も活躍中。高崎駅ホームの駅名標には、マスコットキャラクター「ぐんまちゃん」の入った群馬DCのロゴマークが貼られてあった。