MacBook

MacBook Airの市場流通在庫がタイトになっており、7月中旬にMac OS X Lionを搭載した新モデルが登場するのではないかという噂を先に紹介したが、実は同様にポリカーボネートボディのローエンド版MacBookの流通在庫もタイトになりつつあり、同時期でのリフレッシュが行われる可能性が指摘されている。

ポリカーボネートボディの999ドルモデル、通称「ホワイトMacBook」だが、Apple Insiderの6月29日(米国時間)の報道によれば複数の販売業者での在庫切れが確認されており、さらに一部店舗でも在庫数低下が確認されているという。この手の噂はとかくハイエンドや最新モデルに注目が集まりがちで、クラシックなMacBookのリフレッシュはある意味でサプライズだが、現行モデルは「Mid 2010」と呼ばれるもので、すでに1年以上リニューアルされていない。プロセッサもCore 2 Duo 2.4GHzで、現在の水準からすればやや古い部類に属する。ハードウェア的に考えれば、リフレッシュされること自体は別に不思議ではない。

問題はどのようなリフレッシュが加えられるかという点だ。同製品の最大の特徴はなんといっても「999ドル」という本体価格であり、競合製品などと比べて若干高めといわれるApple製品のなかで、これが学生などを中心に一定数以上の支持を得ていた。だが現在、この価格帯にはMacBook Airの11.6インチモデルが存在し、それに合わせてホワイトMacBookも900ドル前後に値下げされて販売されるケースが増えている。Apple Insiderではこうした経緯を受けて、新型ホワイトMacBookでの最大の特徴はやはり「価格」であり、さらなる値下げが行われた状態での販売が行われるのではないかと予測している。タイミングから考えて、Mac OS X Lionを搭載したうえで新学期シーズン商戦の7~9月をターゲットにニューモデルがリリースされるというのが濃厚だろう。