KLabは、同社の個人情報検出ツール「P-Pointer」の一部機能を抜き出し、PCやサーバなどのハードディスク内(マイドキュメントとデスクトップ上が対象)から、クレジット番号を含むファイルを検出するツールとして公開した。2011年8月末までの期間限定となる。同社Webサイトからダウンロードできる。対応OSは、Windows XP / Vista / 7、Windows Server 2003 / 2008。32/64ビットOSのいずれにも対応する。

同社の個人情報検出ツール「P-Pointer」の一部機能を抜き出した、クレジット番号検出ツール

ツールは、同社の個人情報検出ツール「P-Pointer」の機能の一部を利用したもので、PC内を検索し、ファイルに記載してあるクレジットカード番号などを探し出すことができる。ほかにも、電話番号のパターンや、メールアドレスのパターンなども検索できる。検出する項目によって、しきい値が設定されており、クレジット番号の場合1件以上、電話番号の場合10件以上、メールアドレスの場合10件以上が1ファイルの中に存在すると検出される仕組み。

検出対象フォルダはマイドキュメントとデスクトップ上、対象拡張子は、.csv/.doc/.docx/.lzh/.pdf/.txt/.xlk /.xls /.xlsx/.zipとなる。同社では、クレジットカード番号を含む情報の漏えい事件が多数起こる中、PCやサーバの中の個人情報を含む可能があるファイルを同ツールで確認することができるとしている。