オリンパスイメージングは、マイクロフォーサーズ規格用レンズとして2種類の単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」(7月22日発売)と「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」(2011年秋発売予定)、外付けフラッシュは「FL-300R」(7月22日発売)を発売する。価格はED 12mm F2.0が95,000円、45mm F1.8が35,000円、FL-300Rが17,500円。

ハイグレードの12mmとファミリー向け45mmの単焦点レンズ2本

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0は、大口径広角単焦点レンズで35mm判換算24mm相当の広角レンズで、同社では「ハイグレードスナップレンズ」という位置づけとなる。高速で静粛なオートフォーカス駆動を実現する「MSC」機構と、金属外装を備える。また、フォーカスリングを手前にスライドすると、指定の距離にフォーカスが移動する「スナップショットフォーカス機構」を備えている。レンズ構成は8群11枚で、DSAレンズ、非球面レンズ、スーパーHRレンズ、EDレンズをそれぞれ1枚採用した。フィルター径はφ46mm。本体サイズはφ56×43mm、重さ130g。角形フードや金属製レンズキャップなどがオプションで用意される。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0のリングを手前にスライドさせた状態

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は、35mm判換算90mm相当の中望遠単焦点レンズで、コンパクトカメラから一眼にステップアップしたユーザーが、ボケを活かした写真を手軽に楽しめるように開発されたという。同社での位置づけは「ファミリーポートレートレンズ」。「MSC」機構を採用する。レンズ構成は8群9枚で、顕微鏡用の多層膜成膜技術によるコーティング技術から生み出され、ゴーストやフレアなどを防ぐ「ZERO(Zuiko Extra-Low Reflection Optical)」コーティングをレンズ表面に施すことで、逆光下でもクリアな描写性能を実現したという。フィルター径はφ37mm。本体サイズはφ56×46mm。丸形レンズフードや、レンズ先端の凹凸を覆うデコレーションリングなどがオプションで用意される。

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

リモートフラッシュ対応のコンパクトフラッシュ

FL-300Rはガイドナンバーは28(ISO200)の外付けフラッシュ。上方向60度下方向30度のチルト機構をも備え、バウンス撮影にも対応するほか、リモートフラッシュ撮影に対応し最大2グループのフラッシュをワイヤレスで制御できる。内蔵パネルの使用で、焦点距離9mm(35mm判換算18mm相当)の画角をカバーする。

FL-300R