米NVIDIAは28日(現地時間)、DirectX 11対応モバイルGPUの新モデルとして、「GeForce GTX 580M」ならびに「GeForce GTX 570M」を発表した。先月のCOMPUTEXで発表されたGTX 560の上位に位置する、GeForce GTX 500Mシリーズのハイエンド向けGPUだ。SLIにも対応しており、GTX 580M×2基の構成を採用したノートPCの登場も予告されている。
モバイル向けとして史上最高のDirectX 11パフォーマンスをうたう新GPU。GTX 580M/570Mそれぞれで、前世代のGTX 480/470Mと比較すると最大6倍のテッセレーション性能を持ち、性能/消費電力の効率も20%向上しているとしている。3D VisionやOptimus、CUDA等の同社最新世代のテクノロジもフルサポートしている。
GTX 580Mの主な仕様は、CUDAコア数(SP数)が384基、GPUコアクロックが620MHz、シェーダクロックが1240MHz、メモリはGDDR5で、メモリクロックは1500MHz(データレート 6000MHz)、メモリ接続バス幅は256bit。GTX 570Mの主な仕様は、CUDAコア数(SP数)が336基、GPUコアクロックが575MHz、シェーダクロックが1150MHz、メモリはGDDR5で、メモリクロックは1500MHz(データレート 6000MHz)、メモリ接続バス幅は192bit。