ブライダルサービスを提供する「スマ婚」はこのほど、結婚式に関するアンケート調査の結果を発表した。携帯電話での調査を行い、18歳~39歳の男女で過去5年間に挙式、もしくは挙式と披露宴をした人が対象となっている。調査はmedibaが代行し、有効回答数は656名。
有効回答のうち、挙式と披露宴を行ったのは76.2%、挙式のみは23.8%となった。挙式と披露宴を行った500名に結婚式の総費用を質問すると、「300万程度」が最も多く22.2%。以降、「350万程度」(16.2%)、「200万程度」(13.4%)と続き、平均額は293.28万円となった。結婚式総費用の金額感に関しては、50.8%が「高い」と回答。「とても高い」を合わせると65.8%にのぼり、「適正」と答えたのは31.2%にとどまった。
また、挙式のみと答えた156人に披露宴を行わなかった理由を聞くと(複数回答)、「必要ないと思ったから」(49.4%)が1位となったが、2位の「金銭的な事情であきらめた」も40.4%と多く、3位は「人間関係的な事情であきらめた」(13.5%)という結果になった。
スマ婚の分析によると、「金銭的な理由で披露宴を諦めたケースも多く見られ、披露宴は必要ないと考えるカップルが増えている原因も、『結婚式は高い』というイメージを過半数が抱いていることにあるのではないかと考えられる」としている。披露宴を行うにしても行わないにしても、結婚式には金銭的な要素が大いにかかわってくることが見受けられる結果となった。